子どものころに読んでいた本、ハマった本、おすすめの本は何ですか?高谷秀雄歯科クリニック院長高谷先生に伺いました!

子どものころに読んでいた本、ハマった本、おすすめの本について、今回は高谷秀雄歯科クリニック院長、高谷秀雄先生にお伺いしました。



幼児期:「あんぱんまん」

現在アニメで放送される前の、一番初めの作品。
お馴染みのアンパンマンとは見た目も異なり、背が高く、ぼろぼろのマント。
お腹を空かせた人に自分の顔を分け与えるヒーローの姿に捨て身・献身の心による正義を感じる作品。
現在のアンパンマンは、多くの仲間を引き連れて敵をアンパンチで蹴散らす姿が強く印象に残りますが、この作品のあんぱんまんは、ひたすら自身の顔をちぎり、空腹の人を助けていきます。その姿が幼い頃とても衝撃的で、記憶に強く残っている作品です。

小学校低学年:「スイミー」

「スイミー」は小学校の国語の教科書に40年以上も掲載され、日本中で知らない人はいないといっても過言ではない、レオ・レオニさんの名作の絵本です。
恐ろしくも素晴らしき世界に飛び立つ子どもたちに、前に進む勇気と世界を知ることの素晴らしさを教えてくれた作品。
小学校低学年の頃読んだ作品で、主人公の「スイミー」に共感したり、応援したり、自己投影したり、物語に入り込みやすい作品であり、シンプルな物語の中に深いテーマが隠されており人生において大切なことを教えてくれる素敵な作品と考えます。

小学校中学年:「ファーブル昆虫記」

分からないことにとことん取り組む、学者としてのファーブルの生き方に感動を覚えた作品です。
勉強というのは教えられた事をただ覚えるだけでなく、自分で何かテーマを見つけ探求していかなければならない事を学ぶことが出来る読みごたえがある本で、小学校中学年くらいにお勧めしたい作品です。

小学校高学年:「ぼくらの七日間戦争」

小学校高学年の頃、週刊誌の少年漫画ばかり読むことが多くなった中で、この本を読み読書の楽しさを知り、色々な本を読むきっかけとなった作品です。
主人公たちは、大人を汚いもの、ずるいものと批判し暴力による革命を計画しますが、必死に心配をする大人たちの姿に対して、自分たちが大人になりこれからの社会を築いていくうえでどうするべきかを考えるようになった作品でお勧めです。

中学・高校生:吉川英治著「三国志」 

学校の授業の中で理系の頭であった私は日本史・世界史がとにかく嫌いでした。
過去の出来事に興味が示せず、テストで苦しんでいた時に出会ったのが「三国志」です。
数多くの登場人物に各々のドラマがあり、友人とのかかわりというものは、何かにつけ利用してやろうという下心があっては長続きせず、大きな志を持った者同士が手を取り合えば友情は衰えず、困難な問題にぶつかったとしても、その絆は強まり乗り越えられるという内容は、人づきあいが上手にしづらい近年、歴史を勉強しながら大切な事を学べる素晴らしい作品と考えます。

いかがでしたでしょうか?気になる本があれば、ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね。

[執筆者]

高谷秀雄(たかたに・ひでお)先生
歯科医師(歯科口腔外科)
医療法人雄愛会 高谷秀雄歯科クリニック 院長・理事長

[プロフィール]
「断らない医療」をモットーに、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、ひとりひとりに合った歯科治療の提供を心がけた病院を目指している。
専門は親知らずの抜歯・口腔癌等、歯科口腔外科全般。
審美歯科治療・インプラント治療も得意とする。

高谷秀雄歯科クリニック ホームページ
https://www.takatani-dental.jp

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