前回の話
自分が考えた通りのスケジュールで生活したいタクマさんは、妻カナコさんには結婚を機に専業主婦になってもらい、家事と自分の生活サポートを思い通りにしてもらうことを望んでいました。ところがカナコさんが妊娠してからは、つわりが酷くて毎日気持ちが悪いと言って動けないので、カナコさんに与えた仕事がこなせないことが増えていき苛立ちを隠し切れませんでした。そのうち食事が摂れなくなって入院してしまったカナコさんを心配し、毎日病院での食事内容を確認するようになりました。それはカナコさんが元気になって退院してくれないと、思い描いている生活が予定通りに行かず、結婚した意味がないからなのでした。一方カナコさんは、タクマさんは自分のためを思ってくれているのだと思いながらも以前のように感謝の気持ちが出てきません。それどころか退院後の元の生活を考えると息が苦しくなり倒れてしまいました。病院で話を聞いてもらい、先生からタクマさんに話をしてくれることになりました。
愛した人はモラ夫でした[15-1]元の生活には戻れない
病院で息ができなくなり倒れた私は、結婚してからの生活の話を先生に聞いてもらいました。先生から夫へ「基本的に無理をさせないようお願いします。」と直接伝えてもらうと、夫は「それは今までの生活には戻れないという認識でよいでしょうか?」と真剣に質問しました。
夫の隣で話を聞いていた私は内心ヒヤヒヤしていました。
元の生活には戻れない、と先生が言うと、夫はひと言「分かりました」。私は、夫が納得してくれたことに心底ほっとしました。
先生からの言葉だからなのか、タクマさんはあっさりわかってくれたようですね。これからはタクマさんとカナコさんが2人で協力した生活ができるといいですね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。