イジメに負けなかった小2の私


「一流の教師はね、教え子の顔は何年経っても覚えているものよ?」と一流の教師ぶる性根先生に寒気がするまるさんは、「てかこいつ、何しにここへ?」と頭をひねります。性根先生の2人の子どもは、まるさんより年上で、すでに成人しているはず・・。そう思っていると、「この間テレビに出てたわよね?」と突然の質問。さらに、「新聞も見たわよー!」と言い出す性根先生。「地元のテレビでチラッと紹介されただけ、新聞って・・高校の時に賞とってメッチャ小さく載ったやつのこと?」まるさんが頭の中で考えていると、「ねぇ、まるさん」とニヤけた表情の性根先生を見て嫌な予感が!
「有名な絵描きさんになったら・・先生のこと『恩師』として紹介してね?」ニヤリと笑いながら性根先生が言うのを見て、「恩師どこーーーー!?」と思うまるさん。

「なんたってホラ!!小学生・・1番最初に関わった先生って、人生に大きな影響を与えるじゃない?」とふざけながら言う性根先生を見て、「口、縫うたろか?」と心の中で思うまるさんが、

「・・確かに影響は与えられましたね」呆れながらそう言うと、

「でっしょ~~~っ!!」と浮かれる性根先生に、「イヤミに気付けや!!」と心の中で毒づくまるさん。

すると、「まるさんが!今も絵を描いていられるのは、培った忍耐力のおかげだと思うの」と押しつけがましく言う性根先生。

「こいつは・・なんだ・・?」ペラペラと話し続ける性根先生を眺めながら「妖怪です」と断定するまるさん。

「今のあなたがあるのは!あえて!あの時厳しくした、私の指導の賜物なの!」と自分がこれまで行ってきた酷い仕打ちをなかったことにする性根先生。

「まるさん・・分かるでしょう?」とまるさんに向かって言う性根先生を見て、「分かるか!!」まるさんは心の中で突っ込みました。
「一流の教師はね、教え子の顔は何年経っても覚えているのよ?」と言われ寒気がしたまるさん。すると、「この間テレビに出てたわよね?新聞も見たわよー!」と言ったかと思うと、「有名な絵描きさんになったら・・先生のこと『恩師』として紹介してね?」ニヤリとしながら言う姿にまるさんは呆然。「一番最初に関わった先生って、人生に大きな影響を与えるじゃない?」「まるさんが今も絵を描いていられるのは、培った忍耐力のおかげだと思うの」そう言われ、「こいつは・・なんだ?」と頭をひねるまるさんに、「今のあなたがあるのは、あえて!あの時厳しくした私の指導の賜物なの!分かるでしょう?」と言った性根先生に、「分かるか!!」と突っ込むまるさんでした。
性根先生はどこまで自分を正当化すれば気が済むのか・・まるさんの言う通り、妖怪だとしか思えませんよね。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
人生の新たな門出を祝う成人式。性根先生はいったい何を望んで大人になったまるさんに過去のいじめを正当化して語るのか、謎でしかありませんね。