[89]恩師は別の先生と言われ驚愕する自意識過剰な元担任。イジメに負けなかった小2の私|まるの育児絵日記

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前回のお話

小学校2年生のときに担任の性根先生から酷いいじめを受けたまるさん。その後転校したまるさんの担任はとても良い先生もいれば酷い先生もいましたが、性根先生ほど酷い先生はおらず性根先生から受けたいじめを忘れる事はありませんでした。それでも明るく育ったまるさんは二十歳になり、成人式で友達との再会を喜んでいると、まるさんの前に突然性根先生が現れました。まるさんに酷いことをしたことなどすっかり忘れたように馴れ馴れしく接してくる性根先生にゾッとして怒りがこみ上げてくるまるさん。性根先生は「このまえテレビに出てたわよね?」と切り出したかと思うと「有名な絵描きさんになったら・・先生のこと『恩師』として紹介してね?」とねだってきました。まさかのお願いにまるさんは唖然としますが、そんな事はお構いなしに性根先生は「今のあなたがあるのは、あえてあの時厳しくした私の指導の賜物なの!」と誇らしげに言い「分かるでしょう?」と不気味な笑みを浮かべました。

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イジメに負けなかった小2の私

担任でありながら小学2年生のまるさんをいじめた性根先生は、十数年後に成人式の会場に突然現れ、絵でテレビに取り上げられたり新聞に載ったりしたまるさんに「恩師として紹介してね」と言い、「今のあなたがあるのは、あえてあの時厳しくした私の指導の賜物なの!」と自分の酷い行いを正当化して恩を売ってきたのです。

性根先生のありえない主張に怒りが爆発しそうなまるさんに、ヨーちゃんが「まるちゃんっ」とボソッと耳打ちして宥めます。

「相手はモンスター。話、通じひんよ」というヨーちゃんの一言でハッと我に返ったまるさん。

ヨーちゃんのおかげで冷静さを取り戻したまるさんは、心配そうに見守るヨーちゃんに「ヨーちゃんありがと。冷静にいくから!」と伝えると、

くるっと性根先生の方に向き直りました。期待に溢れた表情でまるさんを見る性根先生。

まるさんは性根先生をまっすぐ見ると、冷静に話し始めました。「私がもし有名になったとして、恩師として名前を挙げる先生は・・」

「転校した先の、3年生で出会った先生ですね」ときっぱり断言したまるさん。

まるさんの言葉に、性根先生は「えぇっっ!なんでよ!?」と驚愕。心の中で「当たり前だろが」と激しく突っ込んだまるさんでした。

小学2年生のまるさんに酷いいじめをしておきながら、「私を恩師として紹介して」と平気でお願いする図々しい性根先生。さらに「今のあなたがあるのは、あえてあの時厳しくした私の指導の賜物なの!」と言って自分の行為を正当化するだけでなく恩まで売ってくるので、まるさんの怒りは爆発寸前。隣にいたヨーちゃんの「相手はモンスター。話、通じひんよ」という一言で冷静さを取り戻したまるさんが「私がもし有名になったとして、恩師として名前を挙げる先生は転校先の3年生で出会った先生ですね」と毅然とした態度できっぱり伝えると、性根先生は心底驚いて「えぇっっ!なんでよ!?」と頭を抱えました。
まるさんの答えに驚愕している性根先生ですが、あれだけ酷いことをしておきながら恩師として紹介してもらえると思っている性根先生に驚愕しますよね。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
性根先生、どこまで図々しいのでしょうか。

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