[4]「何かあったのかも・・」突然の電話に心配は募るばかり。時の流れと離れて暮らす家族のこと[引っ越し編]

前回のお話

介護の考え方の違いからお母さんとおばちゃんがケンカになったと聞いたマーミーさん、介護がストレスになっているのでは?と介護疲れの心配から、施設のショートステイを利用してはと提案したところ、以前の入院で心を閉ざしてしまったおばあちゃんの姿から「もうずっと家にいさせてあげよう」というお母さんの考えを聞き、心配させないよう明るく振る舞う姿にまた切なくなるのでした・・。

時の流れと離れて暮らす家族のこと~引っ越し編~[4]




山積みの段ボール箱も、
だいぶ片付いてきた引っ越し三日目のこと、

「ケーキ取ってくるー」
と元気に出かけるこねたんに

「いってらー!いもたんが寝てるから、静かに帰って来てねー」
そう見送るマーミーさん、

とそこにお母さんのスマホの鳴る音が。
「あら?誰じゃろかー」
と覗き込んだところ・・

「えっ・・おばちゃんじゃ・・
この時間帯に電話って
何かあったっちゃろうか・・」

早速折り返すお母さん
「なんかあったと?・・うん。・・うん」

とやりとりを眺めているとマーミーさんの視界に
「あっ」

「ベランダにカワセミが来てる!」
こんなところに来るなんて!と驚いていると
電話が終わりお母さんが戻って来ました。

やっと寝たいもたんを気遣いながら
「いもたん、布団におく?」
と話し掛けるお母さんに

「うん・・おばちゃん何て?」
マーミーさんがたずねたところ

「早く帰って来てって・・」
と・・。

この時は、大変でも大丈夫!
というタイプのおばちゃんが帰って来てと言うなんて、
よっぽど介護が大変なんだと思っていたのですが・・
それ以上話すことはなく、

「話かわるけど、そこにカワセミおるよー」
「あらーキレイなねー」
「ジロジロ見てるのに逃げんとよねー」

と話していました。

そして翌日。
帰り際にお母さんは

「ばあちゃんが大変だから、
早く帰れって言いに来たとかねー・・」

そう言って両親は帰って行きました。

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マーミー
著者マーミー、小2の長女こねたん、2歳の次女いもたん、夫おどやんの日常漫画だよ!

【第3回ママ広場コンテスト作品】

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おばちゃんからの突然の電話・・「早く帰って来て」と言われると・・おばあちゃんに何かあったのか!?と心配になりますよね。
[ママ広場編集部]

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