【後編】[通信教育教材]勉強好きにはならなさそうな子にこそおすすめ!ワークで先取つまずきが大切!

前編からの続き

小学1年生になったら通信教育教材(ワーク)を明らかに渋るようになった息子。機嫌よく始めたとしても急に怒り出し、泣いて、挙句の果てにはウトウトし始めてしまうので、はじめは中間反抗期と思っていた私も、だんだん学習障害があるのではないかと心配になっていました。そんな日が続いたある日、ワークを始めた途端にウトウトし始め、私の説明を全く聞かず問題を読みもせずにわからないと泣き出す息子にとうとうキレて怒鳴りつけてしまいました。




息子の告白


2人でジュースを飲み、少し落ち着いた息子と向き合ってゆっくり話しました。
最近どうしちゃったの?何かあった?
すると息子はまた泣きながら絞り出すように言いました。

「ボクはむずかしいところがまだわからないんだよ。」
「むずかしいところを読むと、イライラしちゃって、ねむくなっちゃうんだよぅ。まだかんたんなのしかできないんだよぅ。」
「わかんないけど、イライラしちゃうの。ねむくなっちゃうの!」

息子が「まだ」ということばを使ったことに少し安心しつつ、眠くなる自分をコントロールできなくてもどかしいのだろうなぁと思いました。今できないからって自分に怒らなくてもいいんだよ、と背中をさすりながら落ち着くのを待って、さっきからすごく心配になったことを聞いてみました。

「トラは学校の授業でも難しくてイライラしちゃうことがあるの?」
「ないよ。学校の授業はかーんたん。」
ホッ。
「だよね!トラは年長さんの時からワークが難しくてもいつも挑戦して練習してきているから今学校でかーんたんなんじゃないかな。」
「うん。」
「先生のお話はぜーんぶわかる?」
「うん。わかる。」
「じゃぁ、教科書で難しいところがあったら見せて。今一緒にやろうよ。」
「ないよ。きょうかしょはかーんたん。」
ホッ。

怒鳴ったことを息子に謝りました。そして、「できない」と思うと魔法がかかって本当にできなくなっちゃうよ、という話をしました。わからなかったら聞けばいい。おはじきや指だって使って考えていいんだよ。長い文章にビックリせずに、少しずつの文章に区切ってお休みして意味を考えればいい。読み飛ばさないように、指でなぞって読めばいい・・・
思いつく限りのつまずく原因をひとつひとつ、大丈夫だよと話しました。



勉強好きにはならなさそうな子にこそ通信教育教材をおすすめします。


息子が言うように、おそらく今の授業はまだ息子にとって簡単なのだと思います。
なぜなら、年長のワークで「まだ就学前なのにこんな難しい問題なの!?」とずっと思っていた私にとっても、入学式でもらった息子の教科書をパラパラ見て「えっ、こんなに簡単なところから始めるんだ・・・。」と感じられたからです。
よく考えたら当然ですよね。小学校で学ぶことを先取学習していたのですから。

ワークでつまずくのは当たり前、最初からできなくて当たり前という考えで息子に寄り添っていたつもりでしたが、
問題が解けない前に、まず問題を読むこと自体が息子にとっての高いハードルであり、つまずきなのだということがわかっているつもりでちっとも寄り添えていませんでした。とにかく何度も読めば理解するだろうと思い、「読みなさい!もう一回!」と言っていたのです。

年長からのワークスタート時は遊びの延長程度に考えていて、気が乗らなければ別にやらなくてもいいけれどくらいに思っていました。その程度であっても年長から始めておいて本当に良かったと思っています。もし小学校に入学して始めて勉強をするとなっていたら、授業が難しいと感じて怒る泣く眠くなるが教室で起こっていたかもしれません。

息子が私に思いを話してくれた翌日。
私が夕飯の準備を始めると、息子は自分でワークを開き、大きな声で問題を読み始めました。意味が分からなくなってくると、「ママ、ちょっと来て。教えて。」と声をかけてきました。怒っていないし、泣いてもいません。(ちょっとべそかき程度。笑)
私の話を一生懸命聞いて、間違えてももう一度チャレンジ。あくびを飲み込むのを何度か見ましたが気づかないふりをしました。
一つできて、次は間違える。でもその繰り返しが決して困ったことではないことをもう知っているような顔に見えました。

これからも、息子の「先取つまずき」のために、ワークは続けていこうと思っています。

トラのママ
小1息子の子育て真っ最中ワーママ
Twitter:トラのママ@バネッサパースキー・ジャパン(@vperske_jp

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