高齢出産後の「2人目は?」に苦しむママに伝えたい。婦人科で「もう妊娠は無理」と言われた私の体験談

私は39歳で結婚して、40歳で初めて出産しました。
高齢出産あるあるとか、夫が年下あるあるなのかもしれませんが、産後しばらくすると、そんな仲良くないじゃんって人にまで聞かれる「2人目は?」という質問がストレスだったことや、生理がガタ崩れして婦人科を受診したとき、先生の言葉の刃が鋭すぎた話です。



第一子の妊娠は順調だったようで奇跡だったんだろうな

7歳年下の夫に「年齢的にもう子どもができないかもしれない」と一番の不安と伝えた時、夫の反応は。
「できたらすごく嬉しいけど、できなかったらしかたないじゃん。できないからって原因はトラのママじゃなくてオレかもしれないし…。子どもができなかったら犬を飼えばいいじゃん!」

犬…。

犬はさておき、私はなるべく妊娠しやすい生活をしようと決めました。
下半身を冷やさないこと、それと、漢方(サプリメント)を飲み始めました。
当時、百貨店に入っていた『漢方ブティック』なるオシャレ店舗の美しい女性店員さんに年齢や生理のことや妊活したいことなどを話すと、勧められたのはオメガ3脂肪酸プロポリス
正直、え~、なんか普通。しかも高い!!と思いましたが、両方買って飲んでみました。
更に「とにかく鍛えろ」という体育会系夫に連れられて温水プールで(泳げないから)ウォーキング。

何が良かったのか、それとも全く関係なかったのかはわかりませんが、それから2ケ月後に自然妊娠。
あまりにも順調すぎて、私はこれが奇跡的にタイミングが重なっただけだとわかるのにずいぶん時間がかかってしまいました。



自分とまわりに温度差を感じる

出産には、世界中のお母さんにとって、子どもの数だけドラマがあると思います。
私もそう。語ると長いのでざっくり言うと...息子は緊急帝王切開にはなったものの、元気に誕生しました。

麻酔から覚め、痛みと戦う私のそばで嬉しそうに息子を抱っこした夫が言ったこととは。
「ねぇ2人目どうする?」

私!今!1人目のスタート地点なんですけど!
…嬉しかったんだろうね。息子を抱いて、喜びの延長で妹か弟もいる4人家族を妄想したんだろうね。

退院時、看護師さんから「帝王切開だったから、2人目は最短でも1年は間隔をあけてね。」と説明を受けました。
いやいや1年後からの2人目とかもう無いでしょという気持ちと、夫の「2人目どうする?」に『無い』と言い切りたくない両方の気持ちがあって、でもその時は正直にいうと、今抱っこしている長男が生まれたことをもっと単純に喜ばせて!ついでですが40歳なのに出産できた私にも、すごいねとか頑張ったねとかさー!!と心の中で叫んでいました。

高齢出産だから...と言い訳したくない!と、無駄に頑張ってしまった

退院後の生活は、体力と根性には自信がありましたし、息子が夜中に1回くらいしか起きないこともあって、育児にからだが限界と感じることはなく、高齢出産の割にはなかなかやるじゃない、私!なんて思っていましたが、からだは正直です。数週間、数か月と経過すると...
なんかあちこち痛いし疲れる!!

それでも痛みは我慢できないわけではないし、産後とはそういうものなのか、手術したせいなのか、それとも高齢出産のせいなのかわからないけれど、ちょっとくらい辛いのは気のせい気のせい!と自分に言い聞かせてかなり無理をしていたな、と今となっては思います。
産後・手術後は体に負担があるんだから、痛いし辛いし疲れるのは年齢関係なく同じはずなのに、高齢出産だからって気合で何とかなる!という謎の根性論と、私が年齢的に体力や気力が衰えたら子どもがかわいそうという不安と、いわゆるガルガル期が複雑に絡みあって無駄に頑張っちゃったんですよね...もっとあちこちに甘えてダラダラすればよかったな(笑)。
※因みにガルガル期って知ってますか?




出産から1年。2人目などできる気がしない

1年経つと育児にはずいぶん慣れましたが、不調とまではいかない「なんとなく本調子ではないからだ」が不安でなかなか2人目を考えられませんでした。
さらに1年半経って、職場に復帰。
...いや、無理でしょ2人目とか!

時々夫が口にする「息子がひとりじゃかわいそう」とか「もう一人子どもがいた方が楽しそうじゃん」という想いに頭では大賛成していても気力が全然ついて行けませんでした。
息子1人を育てながら仕事もしてこんなにも疲労困憊しているのに、2人目なんて無理!
完全に被害妄想ヒロインになり切って浸っていました。
この「無理」という言葉。考えてしまうと負の引き寄せ効果が大爆発するんですね。
意外にも女性から発せられる「職場復帰しているのは自分の都合なのに、子育てで疲れてるとかできないとかいうなら辞めればいいじゃん」という、冷静に考えたらまぁそうね、という言葉が自分にだけ向けて言われている妄想に陥ったり、なにより、「2人目は?」と聞いてくる近所の人や親せき、職場の人、知り合いたちが全員が、無神経で意地悪の塊にしか見えなくなってきます。
救いだったのが実母と義母2人だけはいつも「いいのよ、トラちゃんにしっかり愛情を注いで育てたらいいじゃない。」と言ってくれたこと。

息子2歳の誕生日に婦人科受診

息子が2歳になったとき、私は42歳。
2人目は?の質問は、いつしか自分が自分に問いかけ思い悩むようになっていました。体調は良く、体力も特に問題なかったのですが、一番の不安はガタ崩れしっぱなしの生理周期。
出産1年後くらいから婦人科を受診しようか迷っていたけれど、ついつい後回しになってしまって42歳かぁと思うと焦りました。正直、何を診てもらったら良いのだろう、という不安な気持ちもありました。
生理が毎月ちゃんと来ないから生理不順の治療?...でも閉経ってこともあったりして。
出産するなり閉経ってある?それを聞いてみようか...
2人目の相談?2人目不妊?...42歳なのに...いいのかな?...モヤモヤ。

血液検査や内診があって、「閉経じゃないしまだ若いんだよね~。でもその歳だとこの1年が勝負だから。すぐ治療しないと無理。」との先生の診断。排卵誘発法をすすめていただき、HMGという注射を打ってもらいました。
ところが。
私はこのHMGが体に合わなかったようで、手足に赤い発疹が出て、耐え切れないほどの頭痛がしました。
翌日先生に相談しに受診すると、「これが合わないなら無理だね。」と。
私は「そうですか。」と言うのが精いっぱいで、先生は隣の診察室へ。診察についてくださった看護師さんに「えっと、もう2人目妊娠の方法は無いってことですよね...?」と一応聞いてみると、看護師さんは先生に確認しに行ってくれました。隣の診察室へ。
「先生、まだ妊娠したいそうです。」
「え~、だから無理だって~。」
...あの...。聞こえてるよ。
「無理無理~。」言いながらこちらの診察室へ戻った先生に「すみません、これしか方法が無いのかなって確認したくて。でももうわかりました。ありがとうございます。」と言って帰りました。
ホルモンのバランスを整えないと骨粗しょう症や冠動脈疾患のリスクが上がるということで、ピルを処方されました。説明のところに40歳以上のピル服用は血栓症のリスクがあると書かれていて飲む気になれず、その病院はもう受診しませんでした。

病院から出ると、ギューッと目をつぶって、自分に言い聞かせました。
きっと先生が正しいよね。
ありもしない希望だけ持たせてお金と時間を費やさないように、ハッキリ言われた方がいいんだな。
でも何だろうこの感情。私はどうしたくて、何に期待して、何にショックを受けているんだろう。
2人目は?がストレスだったし無理だって思ってたくせに。
やっと気持ちが追いついてきたらもうダメだって。ですよね~とは思うけど。
せめて...会社が休めた日に急いで探して受診できた病院に飛び込まなきゃ良かったな。
いやそんなことよりも、息子!2歳になった息子!トラ!生まれてきてくれてありがとう!!!




夫の反応はというと。
「違う病院の先生にも聞いてみたらいいじゃん。」
この緊張感のなさに救われる(笑)

次の病院は、受診の目的をしっかり理解してから

2人目は望めないにしても骨粗しょう症や冠動脈疾患のリスクというのは非常に気になるところで、ホルモンのバランスは整えないとと思い、別の婦人科を受診しました。
これまでの経緯を話すと、拍子抜けするほどあっさり「無理ってことはないよ。何もしなければ可能性は限りなくゼロに近いけど。」と言って、妊娠の可能性がゼロでない限り、タイミング法を続けてみることを提案されました。女性ホルモン2種類を飲みながら子宮内膜の状態を先生に診てもらう方法です。「アンチエイジングのつもりで、気楽に飲んでみたらいいじゃない。」という先生の言葉にそれもそうね、という気持ちになりました。
生理周期が整うと、からだの調子、肌の調子が良くなって、本当の意味で元気になった気がしました。

夫と話し合って、体外受精や体に合わない注射を打ってまでの治療はしないけれど、からだの調子が良いならホルモン剤を飲んでおこうということになりました。
結局のところ2人目の妊娠はできなかったんですけどね。でも2つ目の婦人科にかかって良かったと思っています。

その後、肩こりで鍼治療にかかったときに不妊や注射のアレルギーのことなどを話すと、「最初に42歳で婦人科へかかったときに同時に鍼灸も試してほしかったな~」と先生に言われました。
鍼灸で不妊治療なんて思いつかなかった!
婦人科で不妊治療をしながら鍼灸を同時にする人も多いのだそうです。

自分のからだを大切にしなくちゃと思いました。

産後は周りに頼れる人がいるのなら甘えた方がいいです。そして自分のからだと心ををちゃんと休めること。
心が休まらないと、なかなか先のことを考えられなくなってしまいます。

2人目不妊なのか?それとも閉経を考えるべきか?と悩んでいる方、いらっしゃいますか?
私は勉強不足だったと思います。
婦人科にかかれば自分のからだの状態は教えてもらえます。その上で、どこまでの治療をしたいのかをパートナーの方と話し合って決めておかないと、先生の言葉にあわわわってなってしまいます。

夫は娘も欲しかったんじゃないかなと思うことがたまにあります。
本当は私も、産後初めて婦人科にかかったころには息子に妹ができたら...と夢見ることがありました。それを思うと少し心がチクっとするけれど、こればかりはどうしようもないこと。

なんか最近、夫と息子が結託して、「ママ、犬飼いたい~」と言ってくるようになった今日この頃。
犬...

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