夏休みの宿題で最も面倒なのが自由研究。
子どもたちの通う小学校では、絵、工作、作文、何かの調査など、本当に何をやってもOKなのですが、その分何をするか、毎年悩んでしまいます。
小3長女は、工作や手芸が大好きなので、毎年自分で作りたいものを決めてもくもくと作っておりますが、問題は小5長男。
毎年何をするかなかなか決まらず、市販の工作キットを適当に仕上げて提出した年もありました……。
しかし、今年は初めて長男自らがテーマを決めたのです!
プログラミングについて発表したい、と。
まずは発表用のプログラムを書くところからスタート!
元々、ゲームが大好きな長男。
3DSやSwitchといったゲーム機で遊ぶのはもちろん、IchigoJam(イチゴジャム)やScratch(スクラッチ)を使用して、ゲームを作ることも楽しんでいました。
今回、自由研究をするにあたって「よりプログラミングらしく、カッコいい」との本人の弁により、IchigoJamを使用してゲームを作り、その解説を発表しようということに。
※IchigoJamとは、子どもの片手に乗るぐらいの小さなコンピューターです!
■IchigoJamとは?
まずは、ゲーム作りから始めました。
以前お話しした迷路のプログラムは複雑で、本人も中身についてはあまり理解ができていないため、コードが短めで難しすぎないものにします。
参考にしたのは、IchigoJamの開発者である福野泰介さんのHPにあった川下りゲーム。
fukuno.jig.jp
これをもとに、長男がストーリーを考え、ゲームにしました。
結果、できたものがこちら!
長男曰く『ネコの家族が人間から逃げるゲーム』とのこと。
私の実家で買っているネコの兄妹(元野良猫)にヒントを得たようです。
ネコたちが、拾った当初は人(長男自身含む。ネコたちは特に子供が苦手なようでした)から逃げていたこと。
そしてネコたちを庭で見つけたときには2匹の子猫しかいなかったから、家族を用意してあげたかった、とのことでした。
実際のゲーム画面はこんな感じです。
プレイヤーはネコたちを左右のキーで操作し、人間にぶつかるとそこでゲーム終了。
ネコが逃げ続けた時間がそのままスコアとして表示されるそうです。
敵の数や現れるスピードなど、彼なりに工夫しているようでした。
初の模造紙による報告書作成
ゲームができた後は、報告書の作成です。
とりあえず私はamazonで模造紙とペンを購入。
模造紙はちょっと多いかなと思いましたが、失敗分や来年以降の分も含めて20枚入りのこちらに。
マス目入りなので、歪まずにかけそうなのもポイント。
マッキーやポスカと迷いましたが、自分が小学校の時に使ってたことを思い出し、懐かしくなったのでペンはこちら。
15色入りもありましたが、8色で十分かなぁと。
何をどう書くかは、長男と主人が相談した結果、
- この研究をしようと思ったきっかけ
- IchigoJamとBASICの説明
- 作ったゲームの内容の説明
- プログラムの解説
- まとめ・感想
に決まったようで、まずは鉛筆書きから。
模造紙3枚の大作?になる模様です。
そして、ペンで清書。
(※余談ですが、清書の時、うっかり新聞紙を下に敷くよう言うのを忘れてしまい、フローリングがペンだらけになるのかなとかなり焦りました。
でも、全く裏移りしておらず、床は無事でした。
昔、油性ペンで書くと必ず下に染みてしまった気がしたのですが、ペンも模造紙も進化しているのですね~。
油性ペン特有のにおいもあまりなかった気がしました。)
それが終わると消しゴムかけ、なんですけど。
意外にも、この消しゴムかけの作業が曲者でした。
模造紙は大きいし(しかも3枚分)、長男には「下書きだよ。あとで消すんだよ」ってさんざん言ったにもかかわらず、かなり濃く(彼はもともと筆圧が強い)しっかり鉛筆で書いていたし……。
「ていねいに消してね」と注意しても、力が入るのかぐしゃっと模造紙がよれてしまうことが何度も……(いつか破くんじゃないかとひやひやしました)。
それでも、なんとか完成!
消しゴムがきちっとかかっていないところ、字がおかしいところなどありますが、まぁ上出来!
模造紙に研究結果をまとめるというのは、長男にとっては初体験。
自分でがんばった、やりきったという経験から、長男もなんだか自信がついたようでした。
そして、ますますプログラミングが好きになったようです。
「プログラミングを習いたい」
と言い出したので、現在私はプログラミングスクールを捜し中。
プログラミング言語は種類も豊富なので、何を習わせるべきかも難しく、色々迷っています。
長男はゲームが好きで、夢中になるすぎることもあり「宿題をさぼってゲーム」「約束の時間をオーバーしてもやめない」「ベッドの中でも隠れてゲーム」など、困ってしまうことやトラブルもたくさんでした。
何度約束しても守られないのでこちらも対処に悩み、ゲームやPCを禁止したり取り上げたりすることもありました。
でも、『好き』ということは何かを始めて続けることの一番の原動力なのかもしれませんね。
やみくもに規制するのではなく、親側もいろいろ考える必要があるな~と思いました。