前回の話
会社の同僚たちに、自分の妻カホさんが家事を何もしない、何もできないと愚痴を言い、更にそれらの証拠写真を母親に送っているとも自慢げに話した夫のキョウスケさん。その後、社内の給湯室から聞こえてきた女性たちが「あれはないよね」と笑う噂話の中に自分の名前があったので、妻のことをやはりみんなも自分と同じように思っているのだとこっそり立ち聞きしていると、まさかの自分が証拠写真を撮って母親に送っていることを笑っていたので「ん?」と耳を疑ったキョウスケさんでした。
粗探し夫[9-2]同僚女性たちの悪口の矛先
「専業主婦させてやるだって~怖!!」聞き違いではありません。同僚女性たちは、妻の手が回らない家事に文句を言うだけでなく母親にまで言いつけたことを自慢げに話すキョウスケさんがあり得ないと思って聞いていたのです。
「お子さんたちまだまだ小さいのにね~」子ども達の年齢を聞いた女性は、思わず確認してしまったのでしょう。「奥さんほんと可哀想~。」
聞き耳を立てていたキョウスケさんは青ざめました。
「しかも証拠写真って!!怖すぎない?」「マジ恐怖!これってモラってやつでしょモラ!!」「私らも仕事でミスしたら撮られるかもよぉ?!」「やだ~!!」と悪口から最後は笑いものにまでされてしまったことが信じられず立ちすくむキョウスケさんです。
キョウスケさんが聞いていることなど知らない同僚女性たちは言いたい放題でした。「何が怖いって、自分のやってる事のヤバさに気づいてないとこだよね~」「お前がやれよって感じじゃん」「山口さんってあんな感じだったんだね~、良い人だと思ってたのに。もう話すの無理なんだけど!!」とキョウスケさんは笑い飛ばされていました。「嘘だろ?」と、青ざめたまま震えが止まらないキョウスケさんです。
同僚女性たちの噂話はキョウスケさんにとって衝撃的でした。自分は正しい、できていないのは妻だと自信満々だっただけに、ショックから立ち直るのは難しいかもしれませんね。
ママ広場オリジナルマンガ「粗探し夫」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。