前回の話
ハンバーグの無い夕飯を食べながら、「いっつもこれだ」とこれまでを振り返る奈々子さん、昔から、後先考えずに好きなものは好きなだけ食べてしまうという学さん、付き合っていた頃は、喜んで食べてくれるのがうれしかったと思いつつ、「子どものことも考えずに食べるなんて・・この先どうしたら・・」と頭を悩ませるのでした。
うちの夫は「食いつくし系」でした[4]私の皿から消えたおかず
そしてまた別の日のこと、
「よし、7枚も揚げたし今日は大丈夫でしょ・・」
夕飯に、いつもよりたくさんチキンカツを揚げた奈々子さんは、
大皿に盛りつけるのをやめて、学さんに3枚、陸くんに1枚、そして自分の分にと2枚お皿に乗せました。
残りの1枚は、陸くんがもう少し欲しいと言った時用にバットに残して・・
「一応、学に見つからないように・・」
バットに置いたチキンカツの上にキッチンペーパー、さらにその上にふきんをかけて完全防御!
そして夕飯の時間に。
奈々子さんの作戦は大成功!
(よしよし、大皿やめて正解だった)
そう思いながら食べていると、
ガチャンッ!!
と音がして、陸くんのコップが倒れお茶がこぼれてしまいました。
「あっ、ママ・・ごめんなさい・・」
「大丈夫!?濡れてない?」
「うん!」
テーブルの上を拭こうと、キッチンに向かった奈々子さん、
ふきんを手にダイニングに戻って来ると、
「は~うまかったー」
と満足そうな学さんの声がして、
テーブルを眺めた奈々子さんは
「へ?」
(私のチキンカツが1枚ない!!)
お皿には、さっきまで食べていた1切れだけが残されていたのでした・・。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「うちの夫は「食いつくし系」でした」は毎日更新します。おたのしみに!
----------------
※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi