前回の話
「ぱねちゃんだけでも行かせて私たちに任せてくれればよかったのに。みんな同じ年の子どもいるんだから大丈夫だよ」とたくやくんママに言われ、「何が大丈夫なの?」ともしも事故が起こってたら、ケガをしてたら・・・と起こっていたかもしれない危険が次々と浮かんでくるあんころさん。「みんなそういうこと考えないの?」と思うと同時に「あれ?やっぱり私が過保護なの?」という思いも浮かんで・・・。
うちのママは過保護なの?[43]
「・・だいふく、おかえりなさい」
「あーーただいま」
ぱねちゃんの寝かしつけを終えたあんころさんは、ご主人だいふくさんが帰宅したことに気付き寝室から出てきました。
「珍しいね起きてくるなんて。ぱね寝たの?」
「うん・・・実は、最近ちょっと保育園のママさんのことで悩んでてさ」
悩みがある事をご主人に打ち明けたあんころさん。
ずっと話したかったけれどできなかったことを伝えた上で、あんころさんはご主人に話しかけます。
「次のお休みにって思ってたんだけど今日さ」
すると、あんころさんの言葉をご主人が遮って・・・
「それ、今聞かないとダメなやつ?」
溜息をつきながら面倒くさそうにそう言うご主人。
「疲れてる」
「休みの日に聞くから」
「今聞かないとダメなやつ?」
あんころさんが何か話そうとするといつもあれこれ言い訳して聞いてくれないご主人。
いつもはそう言われて話すことを諦めるあんころさんですが、この日は違いました。
「これは、今聞かないとダメなやつだよ」
ばんっとテーブルに手を置き、涙ながらにご主人にそう伝えます。
続きます
あんころ
アラフォーママ 不妊、流産、死産、義両親との同居を経て ただ今、7歳差姉妹の育児に奮闘中
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話せるタイミングがなかなかないからこそ、「聞いて欲しい」と訴えたときくらいは面倒くさがらずに話しを聞いて欲しいですね。あんころさんの気持ち、ご主人に伝わりますように・・・。
[ママ広場編集部]