[6]「何もかも忘れたい」家族と連絡を絶った私に突然の電話。姉と比べられて育った私|ママ広場マンガ

前回の話
早く彼氏のいる家に帰りたいと実家を後にしたユイナさん、家に着いてドアを開けるとそこには彼氏と知らない女の人が・・!(汗)「知らなかった?ウチラ以外にも何人かいるんだよ」と言われ、慌てて預金通帳を片手に家を飛び出したユイナさんは「居場所なんて最初からなかった。私は誰からも愛されない人間なんだ」と泣き崩れて・・

姉と比べられて育った私[6]お姉ちゃんは相変わらず完璧だな・・


鳴り続ける携帯電話を放置したまま、預金通帳を眺めるユイナさん・・

「・・・」

結構がんばって貯めてたんだな・・私。
結婚資金が・・まさかの引っ越し資金になってしまった・・。

とあらためて思うのでした。

と、あきらめずに鳴り続ける携帯電話を掴むと、

「あーもうっ!うるさっ!!」と呟き、

引っ越そう、
知らない場所へ。

どこか遠くへ。

と新しい場所を求めて検索するのでした。そして・・

どこか遠くへ。

・・・って思ってたのに。
「なぁーんでここに来ちゃったかな・・」

と呟きながら眺める海・・。

引っ越してきて10年が経つこの場所は・・

何もかも忘れたくて・・まっさらになりたくて選んだはずの引っ越し先は・・
昔、ユイナさんが家族と旅行で訪れた場所だったのでした。

「自分の意見が通ったのって、後にも先にもここだけだったなぁ~・・」と思い出を振り返っていると・・

ピロン!
と携帯電話が鳴って・・





みると、姉のサナさんからメールが届いていたのでした。

「・・お姉ちゃんは相変わらず『完璧』だなぁ・・」そう呟くユイナさん、

誰とも連絡を取らなくなったユイナさんに、サナさんだけは変わらず連絡をくれたのでした。

「こんな私でも、『妹』だから気にかけてくれるんだろうなあ・・ありがたいけど・・。正直、もう今ある生活だけで充分・・」そう思いながら、

「あ、飲みの誘い来てる~!私も参加す、る、よ・・」と届いたメールに源信していると、

RRRRRRRRR

「わっ!えっ・・ハイ・・」
突然鳴った電話の音に驚いて思わず出てしまったユイナさん、

その電話の相手とは・・

「ユイナさん・・ですか?」

初めて聞く声・・。
そう、まだ見たこともない姪からの電話だったのでした。

続きます

ママ広場オリジナルマンガ「比べられた姉妹」は毎日更新します。おたのしみに!

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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。

[脚本]ママ広場編集部 [作画]コハダさんさん

コハダさんさん
アニメ好きのじぃじ、お茶目なばぁば、ダウン症の優しい弟に囲まれた日常を描いてます。

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