小学生と中学生の兄弟のママであるいながかんじさんから、長男くんが思春期にさしかかった時のお話[5]です。長男くんが5年生の時の保健の授業参観で担任の男の先生が話したのは、自分の初めての夢精の体験でした。ふざけることなく淡々と性の話をする先生の授業を子ども達は真剣に聞いていたそう。この授業を見たいながかんじさんは、自分も息子に性教育をする時が来たらこんな風に伝えたいと思っていました。そして、その日は唐突にやってきました・・・。
思春期の子と母にエールを送らせてほしい[5]~もう一度、チャンスがほしい~
前回の保健の授業での学びを活かし、
我が子の性教育をする日が来たら、
自分も誤魔化さず、淡々と伝えたい。
・・・漠然とそう思っていました。
その日は、不意打ちにやって来ました。
様々な事情で育てられない赤ちゃんを、
匿名で保護する。
という記事を読んだ息子が、
当時、
学校で学んだ、性交と受精の知識と結び付け
素朴な疑問を持ったようです。
いつかこんな日が来るのではと
イメージしていたけれど、
いざ来てみると、
なんと答えたらいいものか
全くわかりません!
「・・・・・・本当だよね。
逆にどんなに強く望んでも、
授からない場合もあるよね。」
・・・これで良かったのか。
これでは、答えになっていないのでは・・・。
真っ向から向き合わず、
逃げてしまった気がしました。
その夜、
夫に報告していると、
自分なりに・・・
・・・こう言えば良かったのでは!
と、考察ができました。
しかし、
と、考え・・・
いつかまた機会があったら
話そうと、思い留まりました。
・・・あれから、性交について
息子が訊ねて来ることはありません。
これから大人になる
人間にとって、
大切な内容なだけに、
今でも、
あれで良かったのかと
思い出しては
答えを出せずにいます。
[6]に続きます。
いながかんじ
小中学生 兄弟の、喪女母です。よろしくお願いします。
Instagram:いながかんじ(@inagakanji)
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たしかに、心構えはできていても、どんな質問がきて、どんな風に答えるかまでは想定できていない人が多そうですね。私もです・・・。息子くんと性交について話す機会がまた訪れると良いですね!
[ママ広場編集部]