失笑になし崩し・・言葉の奥深さにあらためて驚き!「役不足」という言葉から認識を新たにした話

こんにちは8です。

皆さんは「役不足」の意味をご存じでしょうか?
辞書で調べると「人の力量に対して役目が軽すぎること」というニュアンスの言葉の説明が載っていると思います。
あわせて、「本人の力量に対して役目が重すぎること」という意味だと認識している人が多い、といったような記事もよく見受けられると思います(こちらは「力不足」という表現になります)。

わたしは、この言葉の意味を調べるまで認識を誤っていました。お恥ずかしや・・・と思っていたのですが、意外と勘違いしている人が多いことも知って、もしや意味の移行期?とちょっとワクワク。
こんな風に意味が変わってきている・変わった意味で認識されている言葉は、思った以上にあるようです。例えば・・・

「一生懸命」(本来は「一所懸命」だったが今は「一生懸命」と書くことが多い)
「失笑」(思わず笑い出してしまうこと)
「すべからく」(当然、なすべきこととして)
「情けは人のためならず」(情をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る)
「なし崩し」(物事を少しずつ変えていくこと)

このあたりは勘違いしていたものの一例。ざっくりとした説明なので、詳しい意味や由来は改めて調べてみてください。




特にびっくりしたのは下記です。

「永遠」(「延々」を「永遠」と書くことがあるようです。ずっと変換ミスだと思っていました・・・)

今でこそネットが発達しているので、意味もすぐに調べられますが(実際、「役不足」という言葉は年々、正しい意味の認識度が上がってきているようです)、そもそも疑問を抱かなければ、調べることすらしないことも多くあります。

特に上記で挙げたのは漢字の持つ印象から、違う意味で受け取ってしまいそうな言葉ばかりだと思うので、誤用のまま広がっても仕方ないのかなあ、なんて言い訳してみたり・・・。そのまま「一生懸命」のように、定着してしまうものもありそうですよね。

ただ気を付けないといけないのは、今後、本来の意味が失われて別の意味になるかもしれなくても、今現在は「誤用」となってしまう、ということです。例えば、テストなんかで言葉の意味を聞かれたら、上記のように答えないと×になります。失笑なんて思い切り間違えそう・・・。

誤用で認識が広がっている言葉は、調べれば調べるほど面白いので、お子さんの夏休みの研究テーマが決まらない!という方の駆け込み対策にもいいかも?!しれませんね。

日々使っている言葉ですが、まだまだ奥が深いなあと感じる残暑でした。


広報系の仕事に携わる社会人です。食べることが好きですが、作る方はイマイチ。

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