【前編】ピアノの練習はイヤだけど、ピアノは続けたい!そんな悩みについてお答えいただきました!

ピアノの練習はイヤだけど、ピアノは続けたい!そんな悩みについて、ピアノ講師でもある合同会社OFFICE Waon輪音CEOの三星裕里香さんに、前後編に分けてお答えいただきました。今回は前編です。




ピアノの練習をしたくない・・・そんなときは?


ピアノの練習がイヤ、だけどピアノは続けたい・・・そんなお子さんへのご家庭のサポートとしては二つ必要なことがあります。それは、「練習する意味を本人が理解する」こと、そして「練習を習慣化させる」ことです。

1)練習する意味を本人が理解する

ますは、練習の何が嫌なのか、何に躓いているのかを傾聴することが大切です。お子さんの「練習が嫌だ」という気持ちをまずは否定せずに、受け入れ共感し寄り添ってあげてください(「そうか。〇〇だから嫌なんだね、ママも気持ちわかるよ」など)。その上で、「でもピアノをやめたくない」という気持ちを思いっきり肯定してあげてください(「それは偉いね」「ピアノのレッスンがスキなんだね」など)。

そして「なぜ練習が必要なのか」を本人に理解してもらいましょう。そこが理解できなければ、意義を見いだせないままの「作業」になってしまいます。
そこで必要なのは「想像力」です。
ピアノがうまくなってどうなりたいのか、未来を描きましょう。これはぜひ、親子で行ってください。
ピアノが上手になったらどんな姿になりたいのか?まずは大きな目標から立てましょう。中高生まで続けることを前提に想像し、どんな曲が弾けるようになりたいのか?どんなテクニックを身につけたいのか?そしてそんな理想の自分になったらどんな気持ちになるのか、親子で一緒に想像して「わくわく」することが大切です。
ここではどんな目標が出ても絶対に「それは無理だよ」と言ったり笑ったりしないでください。

すぐに達成できそうな目標を設定する

次に、すぐに達成できそうな小さな目標を設定しましょう。
これは、達成しやすいハードルの低い目標設定にして、「達成→更新」を繰り返していきましょう。人の脳は良くも悪くも、イメージしたものを現実化することが科学的にも証明されています。それなら肯定的なイメージを習慣化する方が良いですよね!
「レッスンを続けたらどんな未来があるかな」「レッスンを続けてどんな自分になりたいかな」。すると、本人が自発的に「レッスンを続ける意義」から「練習をする意義」を少しずつ理解するようになります。そこで変化が見られたら、その小さな変化も褒めてあげましょう。そして、達成した小目標を更新してあげてください!

【後編】に続きます。

執筆者

三星裕里香
合同会社OFFICE Waon輪音 CEO。

プロフィール
札幌市出身。札幌大谷大学芸術学部音楽学科ピアノコース卒業。
卒業時、学長賞を受賞。
自身が思い悩んだ高校時代に音楽によって救われた経験から、多くの方に身につけた特技を生きる力にしてほしいという一心で、在学中から現在まで【ピアニスト×ピアノ・リトミック講師×音楽療法士】として北海道内各地、セミナー講師、編曲家として全国で活動を続ける。
大学卒業と同時に2013年に弊社の前身「音楽教室わおん」を開業。
4名の生徒で始まった教室は、口コミのみで1年で50名の満席教室となる。
2015年には音楽を一生モノの趣味特技にできる「5歳に伝わる音楽理論・ゆりかオリジナルメソッド®」を開発。
現在、前述のオリジナルメソッドを取り入れた、国内初となる音楽の動画学習アプリのリリースに向けて準備を進めている。

一生モノの趣味特技が見つかる音楽教室
合同会社OFFICE Waon輪音

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