前回の話
自分が計画した通りに事を進めたい性格のタクマさんは、妻カナコさんのつわりが酷く食事が摂れなくなって入院したことをきっかけに「無理をさせないでください」と医師に言われ、それまでのように自分の生活に合わせたスケジュール表の通りにカナコさんに家事や自分の生活サポートをしてもらうことが困難になったため、カナコさんができないことを代わりにしてもらうためにユウコさんという女性に家に来てもらうことにしました。妊娠中のためタクマさんが与えるタイトなスケジュールを全てこなす自信がないカナコさんは有難いと思い承諾しましたが、夫を「タクマさん」と呼ぶ魅力的なユウコさんに、タクマさんが住み込みを依頼したことに疑問を持ち始めました。更に夫とユウコさんが家事代行サービスを利用すると決めたことに動揺を隠せません。
愛した人はモラ夫でした[19-1]体調管理を任せるための家事代行サービス
(ユウコさんは家事代行サービスの方じゃないの?)何のためにユウコさんに住み込みしてもらってまでいてもらうのか訳が分からずモヤモヤしていると、ユウコさんが言いました。
「本日の夜はタクマさんがお休みになられる前にストレッチのお手伝いをする予定なのですが、奥様もご覧になられますか?」
ユウコさんが家事代行サービスを利用することを夫に確認したとき、夫は『僕のサポートをしっかりしたいからと言われた』と言っていました。え?ストレッチのお手伝い?
怪訝な顔をしていた私にユウコさんは「最近はご自身の体調管理を私にということで、掃除や洗濯は家事代行サービスを利用するように変更されたのですが、ご存じでは?」と、ニコニコしながらサラリと言いました。そんなこと、知らなかった私。それでも「そうでしたね。」と平静を装って言いました。
ストレッチのお手伝いのために家事代行サービス?疑問しか残りませんね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。