反抗期は成長の証。4歳児の「自分で決める」を尊重してみた結果

「4歳の壁」というものを知ったのは最近です。
それは脳と心が急激に発達することで起こる、成長の証。喜ぶべきことだと知りました。
その時の記事はコチラです。





さて、その4歳の壁という言葉を知ってしまうと、壁はもはや壁ではなくなり、
イヤイヤ期よりも少しお兄ちゃんになったからこその反抗期と捉えられるようになりました。
こちらの記事に、反抗期の行動がとてもわかりやすく書かれていたので紹介したいと思います。

◆4歳児の反抗期◆特徴的な行動の例
・「バカ」など人を傷つけるような言葉を使う
・わがままになる
・「今やろうと思ってたのに」など親や保育士のいうことに反抗する
・指示されることを嫌がる
・話を聞かないふりをする・無視する
・気に入らないと暴れまわる・泣き出す
・要求が通らないとふてくされる
・言い聞かせようとしても「なんで?」「どうして?」と質問攻めにする
・保育園や幼稚園に行くのを嫌がる
・叩くなど暴力的になる
・赤ちゃん返りをする

笑ってしまうほど完全に息子のことです。

最近、特に気になること

特に最近多く見られるのは、一つの事から次の行動へなかなか移れないことです。
いや、正確には、できていたのに最近またできなくなる(反抗でしないのかな?)ことがあるのです。
おもちゃを広げて遊んでいる息子に「ご飯できたよ~」と声をかけただけで、
「今これ!これやってからって言ったでしょ!!!」(言ってないけど...)と怒り出します。
完全に『4歳児反抗期の特徴的な例』ですね(笑)。

私が読んだ記事には反抗期の4歳児への接し方のポイントがいくつか紹介されていますが、その中で
・頭ごなしに叱らず話を聞く
・自分でやりたい気持ちを応援する
というポイントがありました。
「お、出たな反抗マン」と捉えられるようになった私ですが、次のステップは、いつでも話を聞く余裕を持つことだな、と思っています。
問題は“いつでも”というところですが...。

ハッとした息子の言葉

前述のとおり、次の行動へなかなか移れなくなっている息子。
でもそれは私が勝手にそう思いこんでいただけかもしれない、と気づかされた言葉があります。
それは、
「ちょっとまって。」
まだテレビをみていたい。まだこのおもちゃで遊んでいたい。
気持ちの切り替えの問題だと思っていたのですが、そうではないようです。
ちょっとまって、とよく言うので、接し方のポイントに習って「いいよ、どうしたの?」と聞くようにしました。すると必ず、私が予想していたのとは違う理由があることがわかりました。
「これお片付けして、お手々洗ってからだよ。」
「あと一番強いティラノサウルスとスピノサウルスが戦ってからだもん。」
「最後の一番が!横綱がきてないよ!」(←結びの一番が終わらないと相撲が終わらない、の意味)
どの理由も、自分の頭の中では今やっていることの計画やストーリーがあって、その後の行動もわかっているけれどそれが終わらないと次に行きたくないということがよくわかりました。
そこでハッとしたのです。
私もずっと、息子が今やりたいことに「ちょっと待って」と言ってきたことに気が付きました。
新生児の時、泣き出したら「あ、ちょっと待ってねミルク冷ます準備してるからね」
ママ、と話せるようになってからも「ちょっと待ってね~今洗濯物をとり込み終わるよ」
「ちょっと待って、ご飯作ってから見てあげるから」
「ちょっと待って、これ終わってから...」




息子の「自分で決める」を尊重してみた結果

毎日、時計を見ながら手抜きと手際を駆使したフルスロットルな生活に共感してくださるパパママさんは多くいらっしゃることでしょう。
計画通りにいかないのは想定内であっても、「ねぇ見てママ、一緒に遊んで、ママママ!!」と「今すぐを希望します」を繰り返し言われると「ちょっと待って!今これやってるでしょう?!」とイライラしてしまうこともあります。
息子も正に同じ気持ちで、計画通りに進めていることをママの都合で中断されたらイライラするのでしょうね。
保育園2歳児クラスの先生の言葉を思い出しました。
「トラちゃんは、何かを始める前に『今からこれをやって、その後でこれをやろうね』と計画をお話しすると、納得してすんなり次の行動に移せるみたいですよ。」
あの頃は先生の計画を聞いて納得したら安心して、それに素直に従えたけれど、少しお兄ちゃんになった今は自分の計画があるのね!!
なんだか急に、成長している息子を誇らしく思えてきました。
そこで息子が「ちょっとまって、〇〇が終わってから」と、彼なりの理由を言った場合、生活リズムに支障がない程度なら彼の意見を尊重するようにしてみました。
「もうすぐご飯の時間だから、今から一番強い恐竜のバトルを1回だけやったらおしまいできる?」と提案型にしたりもします。
すると、自分で決めたことが終わると「はい、もうおしまい。歯磨きしよっか。」とテキパキ動くようになりました。
さらに、「ママのお仕事が終わったらこれで遊んでね。」「お風呂に入ったら遊んでね。」「ママはキッチンからみていてね。」など、息子の方から提案するようにもなってきました。
息子が決めた計画を尊重したら、私の計画もあるのだと気付いてくれたようなのです。
もちろんまだ4歳ですし人間ですから、いつも順調にいくわけではありませんけれど。
これから「集団行動」が増えていくことに加え「時計(時刻)」を学んだら、今よりもっと計画を立てて行動することが上手になるといいなぁと思っています。

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