[2]「家庭で育つ」から「社会に育てていただく」へ!子育てのフェーズが変わったと感じた瞬間~息子編~

子育てフェーズ~娘編~

ごきげんよう!mamanです。

前回は、娘の大学の学園祭に行き、周りのさまざまな人たちの中で楽しそうにしている娘を見て、子育てが「家庭で育つ」というフェーズから「社会に育てていただく」フェーズへと変わったと感じた、ということを書きました。
今回は、その息子編です。

実は、娘の学園祭に行った際、私達夫婦は、息子のバイト先にも潜入していたのです(笑)。

迷いつつも息子のバイト先へ潜入


娘の大学の学園祭に行ったとき、遠方なので、1泊することにしました。
1日目の昼食は娘の大学の学食で食べて、夕食は息子のバイト先の飲食店で食べてみようという計画でした。

息子はライターや採点など複数のアルバイトを掛け持ちしていますが、飲食店でのバイトもしています。

飲食店は結構忙しくて大変だと息子から聞いていたので、バイト先に親が行くのは迷惑だろうという思いもあって、直前まで、やっぱりやめようか・・・と迷いました。

でも、娘が学園祭でたい焼きを焼く姿を見たら、息子が働く姿も、どうしても見てみたくなったのです。
変装してでも行ってみたいと思いました(笑)。

息子のシフトの時間は、事前にそれとなく本人からリサーチ済み。
でも、「行くかも」なんて言ったら「絶対来るな」と言われるに決まっているので、何も言わずに、こっそり行きました。

お店に着いた時にはすでに混んでいて少し待ちましたが、お客さんの回転も速く、息子を探すべく店内を観察しているうちに、あっという間に席に案内されました。

なかなか息子を見つけることができないまま、運ばれてくるお料理を美味しくいただいていると、夫がやたらと追加オーダーを繰り返し・・・。
そしてついに、何度目かの注文を取りに来た店員さんに、

「あの、すみません、私達は〇〇(息子の名前)の親ですが、今日、〇〇はバイトに来てますか?」

と聞いたのです。

「えー!そんなこと聞いたら、あとで〇〇に怒られるってー!」

と焦りましたが、店員さんは、

「あ、はい、中にいますよ。少々お待ちください。」

とにっこりしてお店の奥の方へ行き、入れ替わるようにして、すぐに息子が出てきました。

お店のスタッフのユニフォームを着た息子は別人のようにも見え、咄嗟に何も言えず口をパクパクさせていると、

「何してんの! 何で居るの! 今めっちゃ忙しいの! 今めっちゃ働いてっから!」

とだけ言って厨房に戻って行きました。

まぁ、仕事中なので、当然ですよね(苦笑)。

でも、その後も、バイトスタッフの子たちは何かと気を利かせてくれて、お会計の時にもまた息子を呼びに行ってくれたようでした。

ちょうど店長さんがレジを担当してくださっていたところに息子が出てきたので、

「お店がお忙しい時にすみません。私たちは〇〇の親です。いつも〇〇がお世話になっております。ご迷惑をおかけしてませんでしょうか?」

とご挨拶すると、店長さんも、

「あ、〇〇君の親御さんでしたか!こちらこそ失礼しました!迷惑だなんてそんな・・・いつも元気に働いてくれてますよ!」

とにっこりしてくださいました。

そのやりとりを見た息子は、

「じゃ、そういうことだから。」

とだけ言ってまた仕事に戻ったので、夫と私もお会計を済ませてサッとお店を出ました。

思いのほか大人の対応だった息子


あとで、息子のシフトが終わったころの時間に、

「お仕事中に急に行ってごめんねー。でもしっかりやってて安心したよ。スタッフさんもみんな優しかったし、お料理も美味しかった。〇〇が、あのお料理を作って出してるの?すごいねー。」

とメールすると、

「まぁ、うちの店、楽しめたなら良かったんじゃない?」

という返事が来ました。

もっと怒っているかと思ったのですが、「楽しめたなら良かった」なんて、思いのほか大人の対応で、ビックリしました。
「うちの店」というくだりからは職場に誇りを持っているようにも感じられましたし・・・。
何度も追加オーダーしてたくさん食べたので、突然バイト先に行くという親の暴挙?も許してくれたのでしょうか(笑)。

夫は、

「オレが何回もオーダーしたのは、少しでも息子が働く店の売り上げに貢献しようという父親の・・・」

とかなんとか言ってましたが、娘の学園祭で歩き疲れて、普通にお腹がすいていただけだと思います(笑)。

まぁ、それはさておき、息子もまた、娘と同じように、バイト先の店長さんや社員さん、いろんなバイト仲間の中にいて、日々社会勉強させてもらっているのだということを強く感じて帰ってきました。
学業とアルバイトの両立は大変なこともあるでしょうが、体にだけは気を付けながら、頑張ってほしいと思います。

今回の1泊2日の旅では、息子も娘もそれぞれの場で周りの人たちに恵まれ、社会の中で育ててもらっていることを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

いつか、息子も娘も、社会に恩返しできるような人に育ってくれたらいいなと願っています。

maman
地方在住のアラフォーママン。
夫・大学生の息子と娘の4人家族で、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。

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