「知育」って何をすればいい?私の自己肯定感を高めてくれた幼少期の習い事。

子育てをしていると、なんとなく『知育』という言葉に反応するようになっています。
ちょっとしたことで知育になるんだよ、みたいなことを言われるとすぐ食いついてしまいます。

知育とは、読んで字のごとく「知能・知力を育てる」ことです。教育の基本である「三育」(知育・徳育・体育)の一つに数えられます。

三育(知育・徳育・体育)かぁ。
確かにバランスが大切ですね。
昔の人はいいこと言うなぁ。



知育玩具だけじゃない、意外に普通の生活が知育だった

三育のひとつ、知育。
そういわれると専門分野っぽくて私にできるの?と思っていました。
専門家が考え抜いてつくった知育玩具を買ってあげることくらいしか最初は思いつかなかったのですが、
体育会系出身の私としては、
「体を強くするためには毎日どこかの筋肉を使う。同じように脳を強くしたいなら毎日脳を使えばいい」
と考えたらスッと落ちてきました。

そして知育の方法は、ネットの情報や保育園の先生のアドバイスがとても役に立ったので紹介したいと思います。

2歳児までの保育園に通っていた時に先生方が
「知育には指先を使う遊びを取り入れると良いですよ」
とアドバイスしてくださったので、洗濯を干すついでに息子と洗濯バサミをつまんで挟む、つまんで外すと繰り返して遊んだり、大好きな車くるまのパズルを9ピースから初めて少しずつ難しい物をプレゼントしていったりしていました。

指先を使っての知育に関しては、ぬり絵も非常に有効なのだそうです。
とてもわかりやすかった記事があるので紹介します。
この記事で、ぬり絵は指先の運動、脳・手・目の連動、集中力、色彩感覚、達成感が得られる非常に効果的な遊びだと説明しています。↓

BENEFITS OF COLOURING IN ACTIVITIES⇒

それと、ネットで見て印象に残っている方法なのですが、
一緒に読んだ絵本の内容を伝える
という方法は知育にとても良いそうなので、時々実践しています。
例えば、私と一緒に読んだ絵本の内容を、夜帰って来た夫にどんなお話だったのか、
「パパに教えてあげる」という感じで伝えます。
夫は聞きながら質問をしたり、何色の服だった?と思い出させたりして親との関わりの時間を持ちながら要約して伝える力がつくようになるのだそうです。
4歳息子はまだまだ伝え方が断片的ですが、私はこの方法をとても気に入っていて、
絵本だけではなく、今日の出来事、先生から習ったことをママにも教えてなどアレンジがききそうなので小学生になってからもずっと続けたいなと思っています。

また、とても興味深い考え方を知って以来実践しているのは、
幼少期からたくさんの色に触れて育つと脳が刺激され、知育に繋がる
というものです。

色はそれぞれ波長という名の「刺激」を持っていて、多くの色に触れるということは多くの刺激を受けることに繋がります。そして様々な刺激は感受性を豊かに育んでくれます。

子ども向けのおもちゃがカラフルなのもこのためです。赤ちゃんのうちになるべく沢山の色を見せてあげることをおすすめします。

確かに子ども向けのおもちゃや絵本はとてもカラフル。
わざわざカラフルなアイテムを飾らなくても、おもちゃをディスプレイするだけ、見えるように片付けるだけで子ども部屋はとてもカラフルになります。

おもちゃなどを見えないようにきれいに片づけなくてもいい!(笑)
すぐに取り入れられる知育ですね。

習い事もいいね

BEFOREコロナの時なので昨年の話になりますが、保育園のママさんたちと習い事の話になった時に、
人気だったのは水泳、英語、学習系。
そんな中、3人ほどが絵画造形教室に通わせていると聞きました。

絵画造形教室?!いいですねそれ!
色をたくさん使う・見る・知る
指先を使う
考える
絵を描く、モノをつくることで最後までやり抜く力や達成感を得られる
創造力 ・想像力・表現力を育てるのにピッタリですね。

息子にもどうかな。
ブロックや積み木で自由につくるときはいつも面白い物を作るから好きかも。
好きな絵を描いて、と言うと、たいてい土俵の絵を描く4歳息子だけれど...

...そこで思い出したのです。
私も、3歳から小学校に入る前まで、絵画造形教室へ通っていたことを。



絵画造形教室って?

最初に習ったのは姉が通っていた幼稚園で開かれていた絵画教室。
その後引っ越したので、別の絵画造形教室へ通いました。

絵画教室では、まだ小さな私も水彩絵の具と筆を使わせてもらって嬉しかったのを覚えています。
毎回テーマはなく、好きな絵を描いて先生に見てもらうスタイルでした。
小さい頃の記憶なので曖昧ですが、私はいつも母がご飯を作ってテーブルに並べ、それを食べようとしているところの絵を描いたと思います。
先生は「また?」とか「今度は〇〇の絵を描いてみたら?」などと言うのではなく、
「大好きなお母さんのお顔をもっと大きく描いてみて」
「今日は〇〇が美味しそうに描けているねぇ」
と、私が嬉しくなってもっと描こうと思うような言葉をかけてくれました。
またこれは母から聞いたのですが、ある日、珍しく車の絵を描いた時に、
横から見た普通車のタイヤを5個か6個描いてあるのを見た先生は、
「わぁ、この車はとっても速く走れそうだねぇ!」と褒めてくれたそうです。
この絵画教室は、私も好きだった記憶があります。母もこの先生が好きで、引越しで教室をやめなければいけないのが残念だったそうです。

次に通った絵画造形教室では、絵を描くよりモノをつくっていた記憶があります。
ここでは毎回作るものが決まっていて、
拾ってきた石の形から想像して色や柄をつけてみるとか、
色紙を使って自分だけの王冠をつくるとか、楽しかった思い出はあります。
ただ、先生がどんな人だったか、どんなお話をしたかというのが残念ながら全く記憶に残っていません。
先日この教室の事を母に聞いてみると、お題はおもしろそうだったけれど、先生があまり発言をしない人だったなぁ、と言っていました。

絵画造形教室に通った効果は?自分自身を振り返ってみる

私は幼少期、引っ込み思案な子どもでした。
幼稚園では元気にみんなと走り回って遊ぶよりも、シロツメクサで花冠を作ったり、園で飼っていたウサギを抱っこする方が好きだったのを覚えています。
私これがいい!と主張するとか、〇〇ちゃん遊ぼうと誘ったりするのは苦手なタイプ。
絵画造形教室は、ただ黙って絵を描いたり工作をしたりしていられるので好きだったのだと思います。

先生は、私の作品を見て良い所を見つけて褒めてくれる。
自分では持っていない、水彩絵の具を使わせてもらえる。
「こんなのがあったらいいな」を考えて工作するのが楽しい。

そのような環境の繰り返しで、私はおそらく、自己肯定感が高められたのではないかと思います。
なぜなら今、私は人と違っていても平気。
人の目を気にしすぎることもないし、『なんでもないけどなんか幸せ』と思える人間になっています。

自己肯定感とは、簡単に言うと、自分の存在を肯定的に受け止められる感覚のこと。自己肯定感が高いと感情が安定し、人生で起きるさまざまなことをポジティブにとらえられます。反対に、自己肯定感の低い人は「自分なんてダメだ」という感覚にとらわれ、ネガティブになりがちです。

残念なことに絵が上手に描けるようになってはいませんし、クリエイティブな才能が開花したわけでもないのですが、この自己肯定感というところに関して絵画造形教室は今の私に良い影響を与えてくれたなぁと思っています。

絵画造形教室の事を思い出せてよかったな。
知育の方法はこれからも情報収集したいと思いますが、それに加え、
私もあの時の先生を見習って、褒め方(または関わり方)を意識してみようと思いました。

具体的に褒める。
息子のしたことにどう感じたのか、感想を伝える。

最後に、おもしろく読めた知育と自己肯定の記事を紹介したいと思います。↓

幼児の知育で大切なのは自己肯定感を高めること。その方法とは?⇒

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