子育てを卒業してから「保育士補助職員」になって気づいた今と昔-駐車問題-

保育園では、新学期が始まると親と離れ離れになり大泣きしてしまう子どもに保育園の環境に慣れてもらうことが、保育士さん達の一番の悩みと思っていませんか?
私も自分が保育園職員になるまではそう思ってました。



でも、実のところ、子ども達よりも『駐車場問題』が一番の悩み事です。
私の勤務する住宅街にある保育園には、送り迎えのための駐車場はありません。
ですから、いつもご近所の皆さまには、園長始め保育士の皆さんは、それはそれは気遣いをしています。
入園時に、保護者の方に車の停め方やご近所にご迷惑がかからないようにという説明は園からもしっかりおこなってます。
それでも、お迎えの時に路上駐車のまま園内でつい話しこんでしまったりして、ご近所さんの車がすれ違えないでクラクションを鳴らされることもあります。
たいてい翌日には「園長さん、いらっしゃる?」と、ご近所さんの来訪となります。
また、警察に通報され、警察官の来訪…となることも。
警察の方も最初は「気を付けてください」だったのですが、路上駐車の様子を動画に撮って説明をする方もいらっしゃったり、毎日のように警察に通報する方もいらっしゃいますと、「対策をしっかりとしてください」と注意を受けることになります。

送り迎えの時間帯は、保護者にルールが浸透するまで私たち補助職員がや保育士さん、園長先生が路上に立って、車の誘導にあたることになります。
この問題は一年を通してあるのですが、特に4月~5月ごろがピークになります。



昔と違い、フルタイムで働いているお母様方はとても多くなったと感じます。
仕事に育児、家事と毎日が忙しいお母様方。大雨の日に園児2人分のお布団、カバン、くつ、水筒を持って自転車には乗れない…。車でお迎えになることもあると思います。それも仕方がないと思います。

それでも一番考えなければいけないのは子ども達の安全です。交通事故が起こったり、被害の対象になることは絶対に避けなければいけません。

交通ルールやマナー。それは園だけではなく、お母さんお父さんのマナーも子ども達に伝わっていくもの。
子どもさんに社会のルールを教えるためにも、『保育士さんたちが子ども達のことを一番に考えることができる環境』を作ることも保護者としての役割なのかもしれないと保育士補助職員になってから気づきました。

志乃
子どもはもう社会人。子育てを卒業してから「保育士補助職員」になって気づいたこと

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事