お義兄さんから、あの家はご主人と美月さんが住むように、ご主人とお義母さんが計画したとしり絶句する美月さん、途中まで美月さんも了承していると思っていたとお義兄さんに謝罪され、美月さんは「話していただいてよかったです」と伝えました。そして、タクヤと別れたくないけどあの家には住みたくない、と要望を伝え、別の家を探すことに・・。不動産会社にお義兄さんと出かける日の朝、義実家の窓から覗いている・・義母の姿が・・。
嘘から始まる敷地内同居[11]毎週出かける義兄と嫁に巻き起こる詮索の嵐
義実家の窓から覗いているお義母さん・・
「カズヤと美月ちゃん・・一体どこへ行くのかしら?」
そう思ったお義母さんは
「ピコンッ」
「やっぱ来たか・・」
メールの音がして、スマホを手に取る美月さん、
思った通り・・お義母さんからのメールでした。
「美月ちゃん、今日お兄ちゃんとどこに出かけていたの?
お兄ちゃんに聞いても、何も言ってくれなくて・・」
美月さんはすかさずお義母さんに返信しました。
「そうなんですね。
お義母さんには何も話されていないんですか・・
だとすると、私の口からは・・すみません」
そして次の週も・・
大きなカバンを肩から掛けた美月さんに
「手伝う?」
と声を掛けるお義兄さん、
「大丈夫です!」
と答えながら、車に荷物を載せ、乗り込む美月さん、
「!!!」
その姿を・・またしてもお義母さんが義実家から覗いていました。
美月さんとお義兄さん、二人で出かける姿に動揺するお義母さん・・
その日の夕方、
「お義兄さん、今日もありがとうございました!」
「いやいや、じゃ、また来週」
「はい!よろしくお願いします」
庭で花の水やりをしていた時に、
楽しそうに話しながら帰ってきた美月さんとお義兄さんの姿を
見てしまったお義母さんは・・複雑な気持ちに・・
そしてまた別の日、
美月さんが洗濯物を干していると、
お義母さんとご近所さんの話す声が聞こえてきました。
「最近、タクヤくんのお嫁さんとカズヤくんが
2人で出かけてるみたいだけど・・あれ、どうしたの?」
「そっ、そうみたいなの~・・」
動揺しながら答えるお義母さんに
「やけに仲良さそうにしゃべってたけど・・大丈夫?
変なことになってない?」
ご近所さんにそう言われて
「やだぁ~、それは大丈夫・・よ・・あははは・・」
と力なく話すお義母さんでした。
そしてその日の夜のこと、
美月さんにメールが
「ピコンッ」
「あっ!タクヤ・・」
「美月さ、最近兄ちゃんと出かけてるみたいだけど、
どこに行ってる?母さんが心配してて・・」
「・・・」
「はぁ・・お義母さんが心配・・?タクヤは心配じゃないの!?
いちいち・・腹立つわー!!」
と憤る美月さんでした・・。
[12]に続きます。
「嘘から始まる敷地内同居」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本・編集]ママ広場編集部 [作画]dechi