【前編】手帳で子どもの自己管理能力を育てよう ~子どもの頃から身につけたい手帳習慣~ 

ごきげんよう!mamanです。

9月ごろから来年の手帳が発売され始め、手帳好きな私としては、コーフン冷めやらぬ季節となりました。
そこで、今月は、子どもの手帳習慣について考えてみたいと思います。

「やらされている」から「必要性を感じる」まで

うちの子ども達の生活が忙しくなり始めたのは、小学校4年生ころからだったと思います。

学校では委員会活動やクラブ活動が始まり、放課後の帰宅時間が遅くなってきて、宿題も増え、習い事や通院などもあって、寝るまでにすべての「今日やること」を終えるには、時間管理をしないと難しくなってきたのです。 

そこで、息子が小6、娘が小4のときに、初めての手帳として、バーチカルタイプの手帳を与えてみました。
でも、我が家の2人の小学生達は、手帳を書くのは初めての経験だったので、やったこと(行動ログ)を書くことは出来ても、To Doリストや学校の予定を書いて管理するところまでは、なかなかできませんでした(そばについていると書くけれど、自分からは書かないという感じ)。

小学校では、毎日の宿題はその日にならなければわかりませんでしたし、自分では、さほど手帳の必要性を感じていなかったのでしょう、「1週間の予定を時間軸で見通し、自分の空き時間を可視化する」などということは、うちの子達には少しハードルが高かったように思います。




私自身は、中学校から「生活記録」(タイトルはうろ覚えです)という冊子を配られたのが、手帳らしき物との初めての出会いでした。
部活と勉強時間とその日の総括を書いて、毎日担任の先生に提出するのですが、書けと言われるから仕方なく書く、という感じで、自ら手帳の必要性を感じて書いていたとは言えませんでした。

高校では、提出を求められる記録等は特に何もありませんでしたが、中学時代よりさらに忙しくなり、科目別に課題の提出日等の管理が必要になってきて、自分で市販の手帳を買って使っていました。
初めて買った手帳は、雑貨屋さんに置いてあるような、機能よりかわいさ重視のものでしたね(笑)。

手帳のタイプは子どもの実態に合わせて

このように、自分のことを振り返っても、手帳の必要性を感じたのは高校生からだったので、今思えば、うちの子達に小学生の時に与えた初めての手帳は、バーチカルタイプにこだわらなくてもよかったのかもしれません。
ゆるいフォーマットに「今日やること」だけを箇条書きして、終わったものには印をつける、というシンプルなやり方のほうが、単純明快で続けやすかったのかなと思います。

現在は、おそらく小学生くらいまでのお子さん達を対象にしていると思われる「子ども手帳」なるものも、たくさん出ていますよね。
今うちの子達が小学生だったら使わせてみたいと思うものがたくさんあります。
お気に入りの手帳だとモチベーションが維持しやすくなるので、お子さんに好きな手帳を選ばせるのもいいかもしれませんね。

ただ、小学生くらいまでは、親の関わりも必須かなと思います。
親御さんが毎日コメントをつけて交換日記のように使える、「親子で使う」というコンセプトの手帳もあるようですが、交換日記とまではいかなくても、やはり子どもには、与えっぱなし、書かせっぱなしではなく、コメントやシールなど、親御さんからのフィードバックが何かしらあったほうが、手帳の効果が大きいのではないかなと思います。




中高生については、手帳メーカー主催の「手帳甲子園」なども開催されていて、中高生の手帳使いが、より推奨される環境になってきたと感じています。

「手帳甲子園」は動画サイトで観ることができますし、SNSでも、手帳の書き方や、手帳に添えるちょっとしたイラストの描き方、効果的な色分けの仕方など、参考になる写真や動画は、豊富にあります。

学校や塾からは手帳は特に配られていなくて自分で用意するという場合でも、忙しい中高生の手帳は、「やることリスト」を時間軸に落とし込めるバーチカルタイプが適していると思います。

・今抱えている「やるべきこと」は何か(タスクの把握)
・決定済みの予定を入れると、自分の空き時間はどれだけあるか(空き時間の可視化)
・どの空き時間に何のタスクをするか(Plan・計画)
・実際にできたか、できなかったか(Do・実行)(Check・評価) 
・今日できなかったタスクは、いつならやれそうか(Action・対策、改善)

など、PDCAを回す訓練になると思います。

後編につづきます。

maman
地方在住のアラフォーママン。 夫と、ティ―ンエイジャーの息子・娘と暮らし、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。

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