前回の話
テーブルに戻り、「私のチキンカツが1枚ない!」と気づいた奈々子さんが「私のカツ食べた?」とたずねると、「冷めると美味しくないから」とシレっと答える学さん・・。お茶をこぼしてごめんなさいと謝る陸くんに、おかわりのカツをあげようとキッチン向かった奈々子さんは、立ったままチキンカツを貪る学さんの姿に愕然として・・
うちの夫は「食いつくし系」でした[6]悪びれない夫にとうとうキレた
「な、なんで学が食べてるの!?それりくの!!」
わなわなと震えながら学さんに言う奈々子さん、
すると、
「あ~・・・」
「そんなん、名前が書いてあるわけでもないし、わかるわけないじゃん・・。っていうか・・カツぐらいで怒ってる?」
とビール片手に呆れながら言う学さんに・・
「はぁ?私の分まで食べておいて言うセリフなわけ!?」
そう言うと、
「奈々子、最近お腹周り気にしてたじゃん?だからカツは俺が食べてあげたの!奈々子のお腹周りのた・め・に!」
ニヒヒと笑いながら答える学さんに、
ブチッ!!
頭に来てキレた奈々子さんは
「もう、いい加減にして!!」
と大きな声で叫びました。
「え?」
突然の大声に驚く学さんに、
「しばらくメニュー変えるから!!」
と言い放った奈々子さん、
そして・・
翌日以降、これならメインのおかずを学ぶさんに奪われることもない!
と、主菜と副菜がわかれていないメニューを用意することにしたのでした。
陸くんは、自分の好きなメニューが多いこともあって喜んでいるし、実際作るのも楽、学さんはちょっと不満そうに見えるけれど、あの日キレたのが効いたのか、特に何も言ってこない。
でも・・
このままじゃダメだってことはわかってるんだけど・・
と悩める奈々子さんなのでした・・。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「うちの夫は「食いつくし系」でした」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi