5歳息子は「すうじ」の勉強中です
年中5歳の息子は、保育園で導入している学研プレイルームでもらってきたワークを使って、家でも「すうじ」を覚える練習をしています。
...まぁ、たま~に、ですが。
また、大好きな恐竜フィギュアを並べて「いちばん前は誰?」「あっ、スピノサウルスが横入りした!後ろから3番目は誰になった?」など遊びながら教えたり、おやつを食べる前に何個あるか数えて1個食べたら「あと何個食べられる?」と質問するなどして「すうじ」を取り入れています。
...まぁ、これもたまにですが。
そんななか、幼児の学習くらいなら簡単に教えられると高を括っていた私が親の先取り学習こそめっちゃ大事じゃん!と気づいたきっかけがありました。
言えるのと読めるのはちがう
すうじ表を前に悩む息子
一番最近のワークを見ると、1から10まで書く練習をしているようです。
息子は、20まで数えられます。
それ以上深く考えず、すうじ表を一緒に見ながら、質問してみました。
4はどこ?オレンジ色で塗ってみて。
グリグリグリ~!
ちがっ...あチョット待って。
4はどこ?って聞いたもんね。あぁ確かに「4がつくすうじ」よね...
先ずは1から10まで、マスを指さしながら一緒にかぞえました。
あらためて質問。
1を黄色で塗ってくださぁい。
「はぁい。これ!」
ぬりぬり。正解!私が言いたかったことを理解してくれたようです。
じゃあ、5を赤で。ぬりぬり。正解!
じゃあもしかして、20を赤で塗れる?
「うん。これ~。」
ぬりぬり。正解!おぉ、やるじゃん!そうそう2と0って書くんだよねぇ。
じゃあさ、18は?トラの大好きな青色で塗ってみて?
「じゅうはちは、10と8だよねぇ。」
息子は自信満々で答えました。
そう!10と8で、18だよね。学研で習ったの?難しいこと知ってるねぇ。
以前、小学生のママ同僚に『さくらんぼ計算』という10を基本に考える計算方法のことを聞いていたので、それを先取り教育しているのかぁ、すごいな学研さん!と思いました。
ところが。
すうじ表をじっと見つめ、息子が考えています。
目線を追うと、100。
しばらく考えた末に、ちょっと違うんだけどなぁと言いたげな表情で「これ?」と指さしたのは、80。
息子のつまづき
あ~、これは18ではないなぁ。
80はね、"はちじゅう"だよ。10が8コあるんだよ。
やっぱり違うか、という表情の息子と一緒に、すうじ表を使って11から20まで指さしながら数えました。
じゃぁもう1回、18は?
「...わかんないボク。」
1と8って書いて、18だよ。
「いちはち?」
これはね、じゅうはちって一緒に数えたでしょう?
説明しながら、息子は腑に落ちないだろうことがわかっていました。
息子のわからないポイントがどこなのかもすぐにわかりました。
18は、10と8。だから、息子がすうじ表で探していたのは『108』なのです。
1と8って書いているのになぜ『いちはち』でなく『じゅうはち』なのかわからないみたい。
きっと20ができたのは本当に理解してこたえたのではなく、言ってみたら当たっていたのだろうな。
子ども目線ってオモシロイなとも思ったけれど...。
息子に勉強させていたのに私は教え方を勉強していなかった
息子が考えていることがわかっていて、わからないところもわかっている。
それなのに、息子がハッキリ理解するための助言のしかたがわからない!!
息子はわからなくて少し嫌になってきそうな様子。
大丈夫だよ!と楽しそうな顔を作って何度か一緒に11から19までを指さしながら数えました。
じゅうはちはどれだった?青で塗ってみて。じゅうさんは、紫。
両方とも正解!
できた!と息子はやっとキラキラした顔をしてくれました。
...でもね、本当は私がモヤモヤしているんです。
家庭学習での私の役割は『こたえ』を教えるのではなく『考え方』を教えることなのに、私は教える準備をしていなくて、息子のつまづきにつまづいてしまった。先取り学習を先にするのは親じゃない?
私はどちらかというと理屈っぽくて"1+1=2、それがルール。覚えればいいだけ。以上!"みたいなのは苦手で、納得がいくまで"なぜ"を追求したいタイプ。
だから「できた」じゃなくて「わかった」じゃないと、本当に理解してはいないんじゃないかなぁ(←ほらね、こういうとこ。)
今後も必ずやってくるであろう「え、そこで悩む?!」という息子のつまづき。
これからは私も勉強して、得意の理屈っぽさで(笑)ちゃんとフォローするね!と反省しました。