前回のお話

児童発達支援センターの診察に長男くんと次男くんを連れて行ったゆーとぴあさん。親子3人のやり取りを見ていた医師からすぐに的確なアドバイスをもらったので、数分で分かってしまうなんて先生はすごいなと思っていました。医師から長男くんは多分ADHDでママもそうなのではと言われたとき、医師が「僕もなので」と言ったことに驚いたゆーとぴあさんなのでした。

最終的に幼稚園辞めた~兄弟で発達医療に行くまで~【25】






「僕もADHDなので」という医師の意外な言葉に「えっ?」と思わず聞き返したゆーとぴあさん。
すると医師は、「医者は結構多いですよ。」と言うのでした。

「次男くんはどんな感じですか?」
診察は続きます。

「次男はとにかく落ち着きがなくて多動が酷いです。
手も繋いでも振りほどかれるし目を離すと居なくなります。
家にいても出ていってしまうし目が離せません。」
「でも私は多動ではないし気持ちがわかりません。
どうやって育てていけばいいのかわかりません。」
ゆーとぴあさんは、次男くんを育てるにあたり困っていることを伝えました。

すると医師は、意外にも次男くんではなくご主人について質問をしたのです。
「旦那さんはどんな感じですか?」
「え?旦那?」ゆーとぴあさんは、また思わず聞き返してからご主人について思うことを医師に伝えました。

「旦那は口うるさいですけど働き者で家事も手伝ってくれるし
仕事もテキパキしています。
私は片付けられないので助かってます。」

「なるほど~!」

医師はゆーとぴあさんに伝えました。
「多分旦那さんは多動ですね。次男くんは旦那さんに似たのでしょう。
でも大丈夫。多動は一定の年齢を過ぎるとだんだんとおさまります。」
「多動の人は働き者なんです。だから次男くんも将来働き者になってお母さんを助けてくれると思いますよ。」

その言葉を聞いていたゆーとぴあさんの目から涙がこぼれ落ちました。
「ありがとうございます!」

多動の子は将来働き者。

この言葉が私の心の支えになった。
次男の祥ら愛が少し明るくなった気がした。

【26】に続きます。

ゆーとぴあ
事実を元にした子育て漫画を描いてます。
長男、仙尾部奇形腫という珍しい病気。
次男、発達障害で特別支援学級に在籍しております。

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医師の言葉は優しく温かく、辛かったゆーとぴあさんのことも受け入れて理解してくれるようで嬉しいですね。
[ママ広場編集部]

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