【13完】「当たり前」を知った私は自分の人生を歩む!きょうだい児の私はヤングケアラー|ゆーとぴあの育児漫画

前回の話
一時保護所から家に帰った樹里ちゃんですが、お母さんとの関係は悪化していきました。勝手なことを言うお母さんに、樹里ちゃんはもう誰も信じない、助けてくれない、愛なんか求めないと思うようになり、将来は家を捨てて自由に生きてやると心に誓うのでした。

姉育てに疲れて一時保護所に入った話【13】


樹里ちゃんは一時保護所から帰宅した後、中学には一度も行かずに卒業し、通信制高校に入りました。
高校生になった樹里ちゃんはバイトをしながら貯金し、家を出る準備をしています。

海ちゃんは精神科病院へ入院していて、お母さんは鬱病を患ったまま、樹里ちゃんとの関係は良くなっていません。
けれども、通信制高校には樹里ちゃんと家庭環境が似ている子が多く、友達ができました。
友達に家庭でのことを話すと・・・

話が重かったかな、と思う樹里ちゃんでしたが、
友達は「話してくれてありがとう」と言いました。


そして、
「うちもそうだよ!だけど大丈夫、樹里は悪くない
今まで家事と姉育て、よく頑張ったね」
と言ってくれたのです。
それを聞いた樹里ちゃんの目には涙が溢れました。


無理に家族を好きにならなくてもいい
辛くて苦しいのは自分だけじゃない
辛い時は辛いって言っていい
人に甘えてもいい





樹里ちゃんは、全てに絶望して諦める前に
保護所に入って学校へ行って当たり前を知ることができました。
外の世界に希望が持てたのです。


今、樹里ちゃんは自分の人生を歩んでいます。

ゆーとぴあ
事実を元にした子育て漫画を描いてます。
長男、仙尾部奇形腫という珍しい病気。
次男、発達障害で特別支援学級に在籍しております。
------------
一時保護所での3ヶ月が樹里ちゃんに前向きに生きるきっかけになったのですね。
樹里ちゃんの気持ちを理解し、心に寄り添ってくれる友達ができて良かったです!
[ママ広場編集部]

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事