前回の話
お寿司屋さんに送ってもらい義実家に戻ったユミさん、帰るなり「あら~遅かったわね~。どこでゆっくりしてたの?アイス忘れてないわよね?」とチクチク言う義母・・すると「こんばんは~。お嫁さん困っていたみたいだったから・・アイスはちょっと溶けてるかもだけど生モノは大丈夫なはずよ~」と登場した女将さんに義母は大慌てで・・
嫁の私は透明人間[9]ばーばがママのお寿司頼み忘れたら・・
女将さんと一緒に返って来たユミさんに、ダイ君は「お寿司やさんに行ってきたの?」と聞きますが、
純真無垢なダイ君は、素直な気持ちでこう質問したのです。
「ママのおすし、いつもないからお店で食べたの?」
ダイ君の言葉に驚いたのは女将さんと義母。
「え?いつも無い?」
女将さんが聞き返したので義母は焦って
「もう、ダイちゃんったら・・・」
嘘ばっかり、なんて言えません。本当の事なのですから・・・。
いろいろ察した女将さんは、笑顔でダイ君に聞きました。
「ぼくは、お寿司好きなの?」
「うん、だいすきー」
「じゃあ、今度お店に食べにきて!」
ダイ君は本当に嬉しそうに言いました。
「ママのおすしもある?」
「ママのお寿司もあるわよ~」
「ママ、よかったね!ママもおすし食べられるね。」
何度も言われ、義母は終始ソワソワしていました。
「やぁねぇダイちゃんったら。ママも食べてるでしょ~」
でもやはり子供は騙せません。
「えー。ばーばとパパがおすしの時、ママはいつもおにぎりだよー。」
とまたダイちゃんに暴露されてしまい、更に慌てて義母は
「イヤだ~、そんなことないのに・・・アハハ」
女将さんはチクリと言いました。
「今度ばーばがママのお寿司頼み忘れちゃったらママとお店に来て!おいしいお寿司つくっておくね。」
そして帰り際、ユミさんにコソっと言いました。
「あなたも大変ね。何かあったらすぐにお店に来なさい。でも、しばらくは大丈夫なはずよ。」
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「嫁の私は透明人間」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi