手軽に作れるカップ麺に潜む危険。子どもに1人で作らせるのはやめようと思った。

先日、チャリダー主婦さんの記事で、便利で安全なようにみえる電子レンジも使い方次第で危ないということを再認識したのですが…

手軽で美味しいカップ麺も、一歩間違うとケガを引き起こす…ということも身をもって体験。

このゴールデンウィーク中に自分の不注意によりカップ麺でかなり痛い思いをしたので、そのときのことを書こうと思います。




外出自粛中の今年のゴールデンウィーク。
もちろん我が家も遊びに出かける予定はなく、同県内の実家にも帰省せずに過ごしました。
ただ1つ外出したのは、山。登山やハイキングなどではなく、義父が知り合いに借りて使っている山小屋です。
長年使われていなくてボロボロになっていた山小屋を義父が数か月前から週末ごとに手入れをしているのですが、周りには何もなく、誰もいない。ただただ山。我が家も先月からたまに遊びに行かせてもらっています。
家から車で1時間ほどで行ける場所で、飲み物やお昼ゴハンは家から持参するので途中でスーパーやコンビニに寄ることもほぼありません。

ここでのお昼ゴハンはいつもだいたいカップラーメンやカップ焼きそば。
薪と鉄のやかんでお湯を沸かします。
この日も、いつものように出来上がったカップラーメンを台に置こうとして…
カップを倒してしまいました。
こぼれたスープが足にかかり、「熱ッ!!」と声に出した次の瞬間…
スープがかかった足に激しい痛みが。

痛-----い!!!

履いていた厚手の靴下が熱湯をたっぷり吸収していました。
あまりの痛みに軽くパニックで、すぐに靴下を脱げませんでした。
時間にしたら10~15秒くらいだったと思います。(長く感じただけでもっと短かったのかも!?)
必死に靴下を脱ぎましたが、足先が真っ赤になっていて激痛。少し腫れています。

山小屋には水道がなく、小屋から10mほど離れたところに山から引いた水を貯めている場所があります。
主人がそこに走ってバケツに水を汲んできてくれ、すぐに冷やしました。
水に足を入れた瞬間は痛みが走りましたが、徐々に痛みが少し和らいできました。

ようやく落ち着きを取り戻した私。
あれ??私、なんでカップ倒しちゃったの…?何かに躓いたりした記憶もないけど…。
どうしてこんな事態になったのか思い出せません。
前回この山小屋に来たときに、食べ終わったラーメンのカップを息子が倒して床がビショビショになり「もう!気を付けなきゃダメでしょ!」と注意していた私。
主人に「も~。親子そろって何やってんの?」と飽きられました。
若い頃にバイクのマフラーでふくらはぎをやけどしたことのある主人から
「しっかり冷やしておかないと後から痛いよ~」とのアドバイス。(当時、冷やすのを適当に終わらせたことで後から痛い思いをしたそうです。)
クーラーボックスから氷や保冷剤を持ってきてバケツの中に入れてくれました。

1時間ほど足を冷やし、「あ、もう大丈夫かも!」と思って水から足を出しました。
しばらくは痛みもそんなになく「あ~よかった~」と思っていたら…急にまた激痛!
冷やされて感覚が麻痺していただけで、温まってくるとまた痛みが復活(> <)




この声も出ないくらいの刺すような痛み、いつまで続くの…??
急に不安になってきました。
ネットで検索してみると、どのサイトでもやけどの対処として『まずはすぐに冷やして、早めに病院を受診』と書いてある。

やけどは、深さでⅠ度(表皮まで)、Ⅱ度(真皮まで)、Ⅲ度(皮下組織まで)の3段階に分類されるそう。

Ⅰ度は表皮まで、Ⅱ度は真皮まで、Ⅲ度は皮下組織まで傷害が及んだものです。Ⅰ度は日焼けと同じように皮膚に赤みが出る程度です(図3)。Ⅰ度熱傷では多くの場合炎症を抑える外用剤などでほとんど後遺症を残さず治ります。Ⅱ度になると水ぶくれができるのが特徴で、ヒリヒリとした痛みを伴います。Ⅱ度熱傷は深さによって更に2つに分けられます。浅いⅡ度熱傷は浅達性Ⅱ度熱傷(図4)、深いⅡ度熱傷は深達性Ⅱ度熱傷(図5)と呼ばれます。部位と範囲にもよりますが、水ぶくれができるようであれば形成外科への受診をお勧めします。Ⅲ度になると皮膚に血の気がなくなり蠟のように白くなったり、炎で受傷した場合には炭のように黒くなったりします(図6)。Ⅲ度になると痛みを感じる神経まで損傷されるので逆に痛くないのが特徴です。Ⅲ度熱傷の場合には皮膚の障害が強く、治るのに時間がかかるため小範囲の場合でも医療機関での治療をおすすめします。

今回、私は熱湯がかかったのが足先だけだったのですぐに靴下を脱ぐことができましたが、服に熱湯などがかかってしまった場合でも、服を脱ぐ(脱がせる)ことよりも服の上から水で冷やすことを優先しなければいけないとのこと。無理に服を脱がせようとして皮膚がはがれてしまったり、冷やすのが遅れてしまうからだそう。(想像しただけで痛い…)
咄嗟のときはパニックになってしまうので、こういう知識をもっておくのは大切だなと思いました。

私の場合、ヒリヒリする強い痛みと少し水ぶくれ。自己判断では、浅達性Ⅱ度熱傷かな…。
めちゃくちゃ酷いわけではないけれど、痛みが強い(: 😉
一応病院に行った方がいいのかなぁ…と思いましたが、何せこのときはゴールデンウィーク真っ最中。
しかも、子ども達はまだまだ山小屋で遊び足りず「ママが病院に行くから早めに帰ろう」なんて雰囲気にはこれっぽっちもなりません。
痛いから早く帰りたいとも言えず、仕方なくその後も水に足を入れたままボーッと座って待つ私。

夕方16時近く。ようやく帰れることに。
やけどをしてから3時間近く経っていますが、水から足を出すと相変わらず刺すような痛みが…。腫れは少しひいています。
家までの約1時間。車の中でもゴミ箱に水と保冷剤を入れて足を冷やして帰りました。

こんな痛みがこのまま続いたら、私今日寝れない…やっぱり一応病院に行こう!と思い、帰宅後に休日診療所に行ったのですが…
「ごめんなさい。やけどの薬は置いてないんです…。」と受付で断られてしまいました。
代わりに救急医療情報センターの電話番号を教えてくれましたが、もう子ども達もおなかが空いてるし救急で受診するほどでもないな…と病院は諦めました。

家でも足を冷やし続けていないと痛くて痛くて…。

その日の夜。
お風呂は地獄でした。
お湯が少しでも足にかかると痛みで飛び上がりそうに…。洗面器に水を入れて足を冷やしながら頭、体を洗いました。湯船に入るのは諦めました。

食後、この痛みで寝るのはムリだと思い鎮痛剤を飲みました。
しかし、痛みはあまり変わらず…。
タオルを巻いた保冷剤を足に固定しベッドへ。
でもやっぱり痛みで寝れなーい!!!
子ども達も主人も先に眠りにつき、私は1人で痛みが何とかならないかネット検索…。

すると、『ラップを巻く』という対処法がいくつかのサイトに書かれていました。
眠気と痛みを感じる中キッチンへラップを取りに行き、本当かな~と半信半疑で足にラップを巻いてみると…
・・・痛みが減ったかも!?
最初、緩めに巻いたときはまだ痛みを感じたのですが、隙間ができないようピッタリ巻き直すと・・・
不思議!!!痛みをほとんど感じない!
ラップのおかげで寝ることができました。

翌朝。
ラップを巻いた足は当然汗で蒸れていましたが…(笑)
恐る恐るラップを取ってみると、昨日までの痛みがウソのように治っていました!
腫れもひいて、部分的に赤みと水ぶくれが残るのみ。
単に時間が経ったからなのか、ラップを巻いたのが良かったのかは分かりませんが、数日は痛みが続くのを覚悟していたのがこんなにすぐに痛みがなくなって本当に嬉しい!よかった~!
この後、水ぶくれが潰れたりするのが怖いけど…(> <) 今回やけどをしたのは私でしたが、コレは子ども達にもじゅうぶん起こりうること。 小4の娘は、家で1人で電気ケトルでお湯を沸かしてカップ麺を作ることもありました。 もし子どもだけで留守番をさせているときにこんなやけどをしてしまったら・・・と考えると本当に怖いです。 学校が休校中の今、子どもだけで留守番をしてお昼ゴハンにカップ麺…という子もいると思います。 あの痛みを子どもが…と想像するだけで恐ろしいです。 たかが『やけど』、されど『やけど』。 一歩間違えば大ケガに繋がります。 電気ケトルやお湯の扱い方、やけどをしたときの応急処置など、最低限のことは子ども達にもしっかり伝えておかなくてはと思いました。 我が家の子ども達、今回の私の痛がりようを見てやけどの怖さは十分感じてくれたはずです。 みなさんもやけどには気を付けてくださいね!

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