近視になる可能性が上がっちゃう!?外出自粛でも子供は太陽光を浴びるべき理由。

外出自粛が続く中、子供達もなかなか外に出られない日々が続いています。
屋内で体を動かす工夫もとても大切ですが。
実は太陽光に当たるということも、子供にとってはとても大切なことってご存知ですか?

紫外線対策にサングラスが勧められたり、ブルーライト(PCやスマホからも発生してるが太陽光にも含まれる)カットに注目が集まる現在。
こうなると、太陽光そのものが目に悪いような気がしてきますが……。
実は「太陽光を浴びることは近視によい」という研究データがあります。
米国オハイオ州立大学検眼学科によると、週3回屋外で活動やスポーツをしている子供は、そうでない子供よりも近視になる確率が低いというのです(出典:Invest Ophthalmol Vis Sci. 2007 Aug; 48(8):3524-32)
なぜ屋外で活動する子供に近視が少ないのでしょうか?
慶應義塾大学医学部によって、太陽光に含まれるバイオレットライトに、近視を抑制する効果があることが報告されました。
ヒヨコを用いた試験により、バイオレットライトを浴びると近視の進行が抑えられることと、近視を抑制する遺伝子の発現が確認されたのです(出典:EBioMedicine. 2017 Feb; 15: 210-219.)

バイオレットライトとは、可視光領域の中でも波長の短い(360~400nm)光のこと。

蛍光灯やLEDといった、室内を照らす光源にはほとんど含まれていないため、十分に浴びようとすると、外へ出て太陽光を浴びる必要があります。
気になるのは浴びる量ですが、1日に2時間ほど屋外活動をすると、近視率が下がるとの報告がされています。

外出自粛が続き、公園遊びの是非も問われる現在。
ゲームをしたり動画を見たりする時間は増え、目への負担は増加する傾向にあると思います。
外で遊ばせるのはなかなか難しいですが、日が高いうちに散歩に出たり、外へ出られなくてもベランダや庭に出たり、それも困難な時は窓辺で過ごす時間を設けるなど、1日のうちに、少しでも太陽光にあたる時間をつくってあげたいですね。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事