[31]またその言葉?もう限界・・!感情が爆発しかけた私の前に現れたのは・・。障害児のママは神様に選ばれたと言われて|植木千尋の育児まんが

前回のお話
療育を受けるためにバスで福祉センターを訪れたあやこさんとゆみかちゃん。バス停から福祉センターに向かって歩き始めると、突然ゆみかちゃんが繋いでいた手を振りほどき、前方の横断歩道の押しボタンに向かって走り出しました。慌てて追いかけたあやこさんはゆみかちゃんを抱きかかえたまま道に倒れ込み、なんとか車道への飛び出しを止められて・・・。

障害児のママは神様に選ばれたと言われて[31]



「うわぁぁぁぁぁぁ」

大声で泣き叫ぶゆみかちゃんを見て周りの人たちが振り返ります。

「ママ大変ね~」
一人の年配の女性が声をかけてきました。

女性はゆみかちゃんのリュックのヘルプマークに気付くと、
「あらあら、そういう事ね。あなたえらいわ~」
とあやこさんに言いました。


そして、
「そういう子でも神様がちゃんと育てられるママを選んだのね~」
と・・・。

その言葉を聞いた瞬間、あやこさんの気持ちが昂ります。
(え?なにその憐みの目)

(この人なりの善意なんだろう。でも、もう限界だ)

話し続けている女性の言葉を遮り、口を開いたあやこさん。

「それってどういう意味ですか?だったらあなたが・・・」
そう言いかけたとき

「うわーーー!」
という声がして・・・

「それじゃあマンボウは卵3億個産むから、ママを選ぶ神様は大変ですねー!」
そう言って女性に向かって大袈裟に驚いた様子をしてみせたのは・・・はるさんでした。

「・・・は?」
女性ははるさんの唐突な言葉に唖然として・・・。

続きます

植木千尋
ブロブフィッシュ似の主婦です
知的障害を伴う自閉症児を子育て&溺愛中

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