何かに囚われ、異常な空間を許容していたことに赤ちゃんを失って気付いた妻。愛した人はモラ夫でした[38-2]|ママ広場マンガ

前回の話
カナコさんは夫のタクマさんから離婚届を切り出されました。結婚してからは、ルーティン通りに数分たがわずキッチリ生活したいタクマさんの望み通りに、タクマさんの生活に合わせたサポートと与えられた家事を毎日全てこなすよう努力してきましたが、カナコさんが妊娠するとつわりが酷く、思うように動けなくなってからは、タクマさんは自分の思い通りの生活が崩れることを嫌い、他人の女性を住み込みで連れて来たり、彼女が出て行ってしまうとカナコさんにイライラをぶつけたりと、カナコさんとおなかの赤ちゃんを労わる様子はありませんでした。そしてカナコさんはとうとう流産してしまったのでした。それでもタクマさんの口から出たのは「計画が台無し」ということば。自分の事しか考えていないタクマさんへの愛情は、カナコさんにはもう残っていませんでした。

愛した人はモラ夫でした[38-2]ごめんね、私の赤ちゃん。


私は何に囚われてこの人を支えていたんだろう。
あの異常な空間をどうして許容していたんだろう。
どうして大切なあの子を失うまで気づかなかったんだろう。
そんな思いが頭の中を渦巻いていました。

ただただ、もう会えない赤ちゃんに申し訳ない気持ちでした。ごめんね、ごめん。私の赤ちゃん。ママがバカだった。

そして、私は家を出ました。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。

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