親になった今なら分かる。息子にも教えたい、私が両親から教わったこと。

先日、同僚と『親の教え』の話になりました。
子どもの頃、問答無用で守らされていたルール。
当時から理解して守っていたものもあれば、かなり成長してからようやく納得したもの、未だにわからないもの、そして、親になった今、自分の子どもにも同じことを教えたいもの…。

たった数分、「あったよねぇ」と笑うくらいの雑談でしたが、私はそれがきっかけで、懐かしい『親の教え』たちがよみがえりました。




私の両親は、私が大人になって独り暮らしを始めるまでとても厳しかったです。
特に学生の頃は、
友達同士で駄菓子を買って外で食べるのは禁止、高校の体育祭の打上げに行かせてもらえなかったし、20歳でも門限があったし、言葉遣いや考え方の基本など、生活に関することにとても厳しくて理不尽に思うことが多くありました。
なにより友達に対して恥ずかしかったですし、ルールに縛りつける頭の固い親だと腹が立ったこともありました。

でも、大人になり親になるにつれて、なぜ親が守らせたのか共感できるようになり、私も息子に教えようと思ういくつかを紹介したいと思います。

 

信号が青に変わったら5つ数えてから渡る

これは小学1年生なる準備にワクワクドキドキの最中、登下校時の注意として警察官だった父に教わりました。
まず、信号待ちの時は道路ギリギリに立たないこと。
信号が青に変わったら、右を見て、左を見て、また右を見て…5つ数えてから渡りなさい。

小学校中学年にもなってくると、面倒になって5つ数えるルールを守らなかったり、
帰り道にトイレに行きたくなってそれどころではなくなったりしたこともありますが、
父からの教えは、今はちゃんと理解できます。
・急スピードで来るかもしれない右折・左折の車への注意
・道路を走る車による巻き込みや、連れ去りへの防犯対策

 

他人に貸したら無くされても貸したのは自分

おそらく何度も母に言われていたとは思いますが、最も心に残っているのは短大に通っていた時の苦い思い出です。
ある日、クラスメイトから図書館利用のIDカードを貸してほしいと言われました。
レポートの締め切りがもうすぐなのに彼女はまだできておらず、自分の図書IDカードを無くしたので参考文献を借りられずに困っているとのこと。
私はかなりためらいました。
先ず、IDカードは本人以外使用禁止の物です。
大親友とまでは言えない友人である彼女の理由を聞いてだらしがないと思えたし、「貸したものはあげたつもりでいなさい」という(当時は納得できていない)親の教えを守るとすると、学校の図書を借りた記録が残るIDは絶対にあげられないものです。

でも私は困っている彼女を前に断りきれず、IDカードを貸しました。
そして、彼女は私のIDカードで借りた本を無くしました。つまり、私が学校の本を無くしたことになりました。
「校内で無くしたとは考えられない、外で無くしたから今探している」という彼女からの報告を何日か待ってみても、何も言ってきませんでした。
親の教えを守るべきだったな。彼女にも自分にも腹が立ちました。

母に事の経緯を話しながら「彼女は本当にだらしがない!私だったら直ぐに『自分のせいだ』って学校に報告するのに彼女はもう何もなかったように過ごしてる!」と怒りをぶつけました。
すると、母が私に言ったことは
「貸してはいけないものとわかっていて貸したんでしょう?しかもだらしがないって思った子に。自分が貸したんだから、あなたのせいよ。」




私は母に冷たく突き放されたような、見捨てられたような気持になりました。
悪いのは私なの?そんなわけないじゃん、どう考えたって無くした人が悪いでしょ!!
母親なのにどうして落ち込んでいる私にそんなに冷たく言い放つことができるの?酷い!

因みに例の本は、学校内の忘れ物ボックスの中に入れられているのを『私が』見つけました。

19歳の時はどうしても理解ができなかったけれど、今では母の言いたいことがよくわかるし、私も同意見。
・行動には結果が伴う
私が逆の立場だったとしても、あるいはどんな状況であっても言えることです。

 

インターホンを鳴らして「こんにちは」

私が小さい頃は、住んでいた地域全体の雰囲気に今ほど防犯意識がなく
お隣の家へ母と2人でちょっとお届け物をするついでに上がってお茶をするくらいの間、空けている家に施錠をしないことはよくありました。

小学校低学年だったと思います。
鍵をかけていない我が家へ私が先に一人で戻る場面があったのですが、その時に母は
「まずインターホンを鳴らしてしばらく待ちなさい。」と言いました。
「万が一、知らない人がいても『こんにちは~』と言って急いで戻っていらっしゃい」と。

空き巣と鉢合わせしたり、子どもの後ろをついてきて家に入る瞬間に襲われたりという恐ろしい事件が『普通に』想像できる昨今。
先ずは、家を空けるときは少しの時間であっても施錠するのは当然ですね。
もし息子に鍵を持たせて一人でお留守番させるようなことがある時には、私も息子に誰もいないとわかっていても、インターホンを鳴らしてしばらく待つように教えようと思います。




知らない大人はパパママのところになど連れて行ってくれない

これも防犯のため、父から教わったことです。

「もし知らない人が来てパパやママが怪我をして病院へ行ったから頼まれて迎えに来たとか、お巡りさんの服を着た人がパパママのところに連れて行ってあげると言われても、絶対について行ってはダメ。パパもママも人にお迎えを頼まないし、どうしてもの時は〇〇さんか□□さん(←どちらも私が知っている、近所の人)にしか頼まないからね。」

これを言われた時、私はまだとても小さかったと思いますがとても怖くなって、絶対に守ろうと思ったのを覚えています。
息子にも、お話ができるようになった頃からゲームのように
「トラのところに優しそうなかわいいお姉さんが来て、『ママのお友だちだよ、頼まれて迎えに来たから一緒に行こう。お菓子買ってあげるよ』って言われたらどうする?」
「ダメで~す」
とシチュエーションをいろいろ変えながら覚えさせています。
思い出すとまだまだ出てきそうです。
嫌な思い出もあるけれど、次に実家に帰った時には『教え』の話題で両親とも盛り上がれそうです。
新たな発見があったらまたおもしろいなと思います。

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