息子が小学1年生になってすぐの個人懇談会。
きっと微笑ましいエピソードが聞けるのだろうなとワクワクして出かけた私は、担任の先生から言われたことがあまりにも予想外で、思わず「えっ!?うちの子ですか?」と聞き返してしまいました。
先生の話を聞かない。何度言ってもやらない。
授業中に席を立つ、またはボーっと外を見ている。
机の上を片付けない、などなど。
先生から半分ため息交じりに伝えられた学校での息子の様子は、私がいつも家で見ている息子と違いすぎてかなりショックでした。
これは小学校に入学したとたんに問題児になってしまった息子が、あるモノがきっかけで少しずつ変化を見せてきた体験談です。
就学準備は万全のつもりでした
息子は年長になった時から通信教材を始めました。
毎日1ページ、やる気がある時は自分から言ってきて2ページ。
何度もつまづいて涙が出る時もありましたが、例えば「右から何番目」や「いくつといくつ」はお菓子や大好きなおもちゃなど身近なモノを使ってみたり、カルタ遊びやしりとりでことばに慣れさせたり、私にできる範囲で試行錯誤し、息子と一緒に楽しみながら教材をこなしていたつもりでした。息子も「ママ、ワークやろう!」と自分から教材を持ってくることが多かったのです。
息子はつまづいていたところがなかなか理解できないと泣き出しましたが、それでも「じゃあ今日はいったんおしまいにして、明日もう一回やろう。」と言っても絶対にわかるまで席を立ちませんでした。何度も何度も説明の仕方を変えたりたとえ話をしたりして、ようやく理解できると「あ!できたー!!」と目をキラキラさせていて・・・勉強がキライとか興味がないとか、そういう様子は全くなかったのです。
小1の教科書を見て安心していました
息子が小学校へ入学し、新しい教科書を開いてみると、正直その「簡単さ」に驚きました。
あ、これワークではかなり前にやっているな、と。
授業が始まって1週間ほど経った頃の息子との会話で、私は学校生活で何の問題もないと安心しきっていました。
「学校で何がいちばん楽しい?」
「お友達と遊ぶときだよ。遊具で海賊ごっこやるんだよ!」
「そっかー。新しいお友達もできて良かったね!学校のお勉強はどう?先生のおはなし、ぜーんぶわかる?」
「ボク全部わかるよ!かーんたん、かんたん。だってボク、ワークやってるもんね。」
きっと息子は授業中、自信に満ち溢れた顔で「できた!」と言っているだろうなと想像していた私・・・。今となってはそんなのんきな自分に恥ずかしささえ覚えます。
遊び半分ながらも就学前の家庭学習をやっていたし、学校が楽しいらしく、朝の準備もサッとしていた息子。
学校での行動には理由があるの?
次回は、担任の先生との話し合い、そして息子との話し合いで見えてきたことを書こうと思います。
トラのママ
小1息子の子育て真っ最中ワーママ
Twitter:トラのママ@バネッサパースキー・ジャパン(@vperske_jp)