寒くなると、子どもの体調不良が心配になりますよね。今回はそんな子どもの体調不良の気付きについて、姿勢専科KCSセンター豪徳寺店長の中尾ありささんにお話を伺いました。
-----------------
子どもの体調不良は、なかなか気付きにくい事があります。
例えば感染症などは、感染する経路(接触感染・飛沫感染・空気感染・経口感染など)がたくさんあるため、完全に防ぐことは難しいです。そのため、まずは体調不良にならないよう、注意を払う方も多いのではないでしょうか?
もちろん、病気にならないための対策は大切ですが、体力そのものがあまりないお子さんは、防ぎにくくなることも事実。免疫力を高めることや、お子さんの体力づくりをしっかりとおこなっていくことも大切だと考えます。
子どもの体調不良に気付くには?
子どもは、自分の体調不良に気付かなかったり、伝えたくてもうまく伝えられなかったりします。
そのため、子どもの様子を日ごろから観察しておくことが重要です。平時を知っておく事で、ささいな違和感に気付きやすくなります。
ぼーっとしている、返事が遅い、動きが遅いなどいつもと違うかな?と思った時は声をかけていくようにしましょう。
私事ですが、我が娘は具合が悪くなりそうになると二重になる傾向があるので本人が元気だと言っていても早めに休ませるなど対策をしています。
かんたんな体力づくりの方法はあるの?
体力をつける前に、姿勢をよくすることに取り組むことをお勧めします。子どもの姿勢をよくするには、まだ筋肉や骨格が未発達なので、色々な動きや格好をさせておくことが良いです。例えばアスレチックや木登りなど普段使わない筋肉を動かせるのはおすすめです。
なぜ体力をつける前に姿勢?と思うかもしれませんが、姿勢が悪いと見た目の問題はもちろん、疲れやすくなったり、集中力が下がったり、免疫力も下がるといったデメリットがあります。また、運動機能の問題、学習能力の問題にも発展する可能性があるので、姿勢はとても重要です。実際に体調不良が多いお子さんは姿勢をチェックしてみると悪い場合が多いです。
なんとなく姿勢を良くする事は大事だと思っている方はとても多いですが、姿勢に関しての知識
が少ないため、お子さんにきちんと指導することが難しいがほとんどかと思います。
そんな時は姿勢に関する指導などを行っている所もありますので、相談してみるのもいいかもしれません。
[執筆者]
中尾ありさ
[プロフィール]
東京都姿勢調整会世田谷子育て支部長、姿勢調整師/姿勢科学士/徒手療法師
2010年生まれ男子、2013年生まれ女子の2児の母。
都内に3名しかいない厚労省認可団体認定のセラピストのうちの一人。
姿勢専科KCSセンター豪徳寺店長。
姿勢専科KCSセンター豪徳寺
https://www.kcs-center.com/centers/3202/