前回の話
義母よしこさんが骨折して入院したため、よしこさんの代わりに家族の世話をすべく義実家に呼ばれた孫嫁のゆかりさんは、よしこさんの骨折はよろけた義祖母を支えようとしたことが原因と知りました。義祖父母が中心の細かいルールは全部無視し、あっけらかんと口答えするゆかりさんが気に入らない義祖父母は、無理をしてでもよしこさんを早く退院させるように孫のともやさんに命じました。
家庭内カースト［１２－１］家族を気遣ってばかりの義母
翌日、ゆかりさんはともやさんと一緒に義母のお見舞いに行きました。
「大丈夫？ばあちゃん庇ったって聞いたよ」と心配するともやさんに、義母は「受け止めきれると思ったんだけど、私も歳を取ったってことかしら～」と笑いました。
義母は自分よりも家のことが心配のようで、「ごめんなさいね、ゆかりさん。色々大変でしょ？」と、ゆかりさんを気遣いました。
ゆかりさんが「昨日カレーを出したら怒られました」と笑顔で報告すると、義母は申し訳なさそうに「せっかく作ってくれたのに・・・本当にごめんなさい。」と、全く悪くないのに謝りました。
ゆかりさんが「そんな気にしないで、お義母さんはゆっくり治してください」と明るく言っても、「ありがとう、でも早めに帰らないと・・・みんなに迷惑かけちゃうから」と、家のことが気がかりでしかたない様子なので、ともやさんとゆかりさんは思わず顔を見合わせて困ってしまいました。
骨折は痛いし心配ですが、これを機にお義母さんには少しくらいゆっくり休んで欲しいと思ってしまいますね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：まりお
９歳男児６歳女児の２児の母です。
