ごきげんよう!mamanです。
先日、娘の高校から、面談日程のお知らせがありました。
成績表を受け取り、担任の先生と進路希望を話したりする、夏休み前の面談です。
小学校の頃は、通知表をもらって、アサガオやトマトの鉢を持ち帰ったりしたなぁ・・・なんて懐かしくなります。
息子は大学生なので、面談はありません。
が、成績表について、少し思うところがあったので、今回はそのことをシェアしたいと思います。
大学生の成績は親元にも通知される?
私自身の大学生活を振り返ると、大学の成績は、親に通知されたことはなかったと思います。
親から成績について聞かれた記憶もありませんし、私からも、自分の成績を事細かに報告したこともありませんでした。
でも、息子の大学は、学生の成績表を親宛にも通知するのだそうです。
それを知って少し驚きましたが、最近は、親宛にも成績表を送る大学が増えているようですね。
理由はいくつかありますが、
「一人暮らしをしている学生の不登校や留年について、大学と親とが共通理解のもとにサポートする必要があるため」
ということが大きいのかなと思っています。
心身に助けが必要な問題を抱えてしまっているのに、心配をかけたくないとか、叱られたくないなどの理由で、不登校や留年を親に黙っていて、事態を深刻化させてしまう学生もいると聞きます。
成績表が親宛にも届くことでそれを回避できるなら、良いことだと私は思います。
「大学生にもなって、子どもじゃないんだから!」
という意見もあるそうですが、大人であっても、問題を抱えたら専門家の助けが必要になることもありますからね。
ほとんどの大学生は、まだすべての問題を自分で解決できるほどの人生経験はありません。親が気づくことで、専門家の助けにつなげたり、大学から離脱させずに済んだりすることもあるのではないかと思います。
成績通知を会話のきっかけにしたい
子どもが大学生になり、離れて暮らすようになっても、親は毎日、子どもを心配しています。
「しっかりやっていてくれるだろう」
と、子どもを信じてはいますが、子どもについて知らないことが増えて行く中で、体を壊していないか、お酒や遊びを覚えて問題を抱えてはいないか、大学の勉強にはついて行けているのか、悩みを話せる友達はいるのか、お金は足りているのか・・・心配の種は、一緒に暮らしていた頃より、むしろ増えているかもしれません。
そんな中で、成績の通知は、子どもの状況を知り得る、1つの材料になると思います。
私が大学生の頃も、いろんな理由から、一緒に卒業できなかった同級生がいました。
当時の私は学生の立場で物事を見ていたので同級生のことしか頭にありませんでしたが、自分が親になってみると、留年や退学に至った同級生の親御さん達は、どんな気持ちでいらしたのかなと、切なくなってしまいます。
成績にしても近況にしても、子どもが親に自分で話してくれるのがいちばんなんですけどね。
でも、親にすべてを話す年齢ではなくなっている大学生。
「18歳成人」の諸々も絡んでくると、親子間であっても、成績の共有はデリケートな問題なのかもしれません。
私個人としては、大学から成績表が送られてくることは、子どもの近況を知る1つのきっかけになり、ありがたいことと受け止めています。
うちの息子の成績表が送られてきたら、それをもとに、息子の置かれている状況や考えについて、もっと息子と話したいなと思っているんですよね。
そして、
「親に成績を知られたくないと思うなら、学費も自分で払ってね。」
とも思っています。
鬼でしょうか(笑)。
※記事中で「親」と表記している部分は、「保護者」「保証人」など、大学側の表現や学生の状況によってさまざまなパターンが考えられますが、ここでは「親」という表記に統一させていただきました。
読者の方が、それぞれ、ご自身の状況によって読みかえていただけると幸いです。
maman
地方在住のアラフォーママン。 夫と、ティ―ンエイジャーの息子・娘と暮らし、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。