ごきげんよう!mamanです。
前回は息子のオーディション経験についてでした。今回は娘の経験についてお話ししたいと思います。
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人を蹴落とすのではなく自分を高める
また、娘も、鼓笛隊のオーディションで、指揮者に挑戦しました。
指揮者には練習の段階からみんなをまとめていく精神的支柱の役割も求められるということで、オーディションは、実技のほかに面接もありました。
実技の練習は、家では窓ガラスに自分の姿を映して上半身が動かないように気を付けながら、指揮棒の代わりにダ〇キンのモップを振り回すスタイルで。
面接の準備は、どのように全体練習をまとめていくかを考えることで、個人の視点にとどまらずに全体を見る力を養うことになり、ずいぶんと娘の考え方を成長させたと思います。
実際のオーディションでは、
「実技は練習どおりにできたけど、面接は、想定外の質問が出て、しどろもどろになっちゃった。」
と、落ち込み気味で帰ってきました。
でも、結果は合格。
この時の勝因は、自分がライバルより出来るとか出来ないとかではなく、全体をよりよくするために自分はどうあるべきかを考えていた、ということではないかと思いました。
このポジションを勝ち取りたいという個人の視点に終始せず、全体のために自分を高めようとした姿勢を、先生方は評価してくださったのかなと...親バカかもしれませんが、私はそう感じました。
どんな結果も糧になる
鼓笛隊のオーディションを通して、息子の時は「不合格」を、娘の時は「合格」を経験したわけですが、その後は2人とも、生徒会の選挙に出たり、いろんなチャレンジをしてきました。
そのいろんなチャレンジでは、息子も娘も、「勝ち」「負け」どちらも経験してきましたが、そのすべてが糧になっていると感じます。
結果は二の次で、「チャレンジする」こと自体が成長につながるんですよね。
イマドキの小学生は、いろんな場面でオーディション、オーディションと言われて、自分が子どもの頃よりはるかに大変だと思いますし、見守る方も、精神的に消耗します。
でも、「どんな経験も糧になる」というか、「どんな経験も絶対に糧にしてみせる!」という気持ちがあれば、挑戦すること自体は、そう怖くないという心境になってきました。
「チャレンジしてみたい」、その気持ちが尊いと思います。
親は、どんな結果も一緒に受けとめ、糧にできるようにサポートする役割ですね。
そう自分に言い聞かせながら、今また子どもの「受験」というチャレンジを見守っています。