小学校であだ名が禁止。それに賛成か。反対か。
そういった記事を最近よく見かけます。
娘が小学校に入学してからそのルールを知った時は、そこまで決めなくても・・・と思っていたのも事実。
でも、そんな思いを打ち砕く事件が発生しました。
小学校1年生になり、学校に慣れてきたころ、娘から〇〇のことを◆◆ちゃんって呼ぶ子がでてきているの。
身体的に障害を持っている子に対してそれを揶揄するあだ名をつけた子がいたのです。
そのあだ名は一見かわいらしい感じにも聞こえます。
ですが、そのあだ名の理由を知るとなんてひどいことを・・と思えることでした。
そのお子さんの親御さんが先生に連絡し、先生からあだ名は禁止だからそのような呼び方はしないように。
そして相手を思いやること、相手が傷つくことしてはいけないという話をされたそうです。
「禁止」という言葉があったため、すぐに終息しました。
あだ名をつけた子、悪気があったのか、なかったのか・・ではなく、人をからかったり、嫌な思いをすることをしてはいけない。という根本的な所が抜けている感じがしました。
本当のことを言って何が悪いの?という感じなのかもしれません。
本当のことだからといって相手が傷つくことを言ってはいけない。それをわかっていなかったのかもしれません。
今回のあだ名禁止、賛成・反対のニュースを見て思い出したことがあります。
娘が2年生の時の担任の先生が話されていた言葉でした。
今の子たちは心の成長が半年から1年くらい遅いと感じることがあります。と。
そうなると1年生の中には、心はまだ園児。年中さん~年長さん。が存在する可能性があります。
思ったことをそのまま口に出してしまったのかもしれません。
園児には、もちろん理由の説明もしないといけないですが、まず、『してはいけない』という決まりを作った方が理解しやすい。
そういった意味合いでの禁止なのかもしれないな。と思いました。
あだ名は、自分が呼んで欲しいものがあった場合にはとても有効的なものだと思います。
自分も呼ばれて嬉しいあだ名があるとお友達との距離が縮まるのもはやいですよね。
でもそれはもう少し「心」が育ってからでもいいのではないかと思いました。
相手を思いやる気持ちや尊重する気持ち、相手を傷つけてはいけないことをある程度認識するようになった時期からでもいいのかなと。
現在小学4年生になる娘のクラスはどうなっているか・・・というと。。
なんと、男女みんなが下の名前で呼んでいるそうです。敬称はなし。いわゆる、呼び捨てです。
これには驚きました。乱暴な感じのイメージに大人の目は行きがちですが・・
クラスに割と多い、英語を習っている子たちからすると、英語だと先生も友達もみんな、下の名前で呼ぶから抵抗がないとのこと。
なるほど。時代もありそうですね。
相手を傷つけることを言う子は少なく、とてもまとまっているクラスだそうです。
今後は反抗期やその他、色々なことも出てきて、あだ名以外の問題もでてくると思いますが、あだ名を禁止しても子どもたちは相手を傷つけることがない仲良くなる方法を考えているのかなと思いました。
また、もちろん、敬称についてや相手を敬うこと、そういったことも知って言葉遣いを学んで欲しいなと思いました。