牛乳など、パックからコップに注ぐのって難しいですよね。
お子さんが「うまくコップに注げずこぼしてしまう」「どうやったら自分で注げるようになるのか知りたい!」というお母さんへ。
知的障がいのある自閉症の息子は8歳で、今まさにコップに牛乳を注ぐ練習をしています。
言葉で意思表示が少しずつできるようになってきて、1日に何度も(牛乳が飲みたい)
要求があります。
自分でできるようになるまでのちょっとした工夫を紹介し、お子さんの成長のお手伝いができたらなと思います!
好きな飲み物で練習を!
牛乳が好きな子、ジュースが好きな子、注げる練習を楽しんでするためには「好きな飲み物が飲みたい!」という意欲が大事
ですね。
うちは牛乳が大好きで、「んーにゅう」と言えるようになってきたところです。
パックの量を調整しよう
牛乳パックの中身をだいたい1回分くらい残して、あとは違う容器に入れて調整してみました。
はじめは、手をそえて一緒に注ぎ、少しずつ自分でできるように手の支えを減らしていきました。
パックにも1000mlや500mlなどいろいろな大きさがあるので、はじめは軽くてパックの大きさも小さいものを選ぶと、あつかいやすいかもしれませんね!
コップに線をつけてみよう
緑が好きなので、緑いろのビニールテープを貼って「ここまで線」を作ってみました。
パックを傾ける加減が難しいですが、どこまで注ぐのかが見えると、ゴールがわかりやすくなりますね。
見守ってみよう
線がないコップでも挑戦してみました!
感覚がつかめてきたのか、あふれることなく注げました。
こぼさないか、コップが倒れないかハラハラしましたが、練習を何度もくりかえし、自分でできるようになってきました!
「おーたん(お母さん)」とよび手伝ってほしいとうったえます。
そういうときは、「自分でやりなさい」よりも「一緒にやろうね」と不安や心配な気持ちをうけとめたほうが上達が早いかなと思います。
集中力がついた!
息子は「一点を集中して見る」が苦手で、どうしても宿題中に横を向いたり「ここを見て」が、しにくかったりします。
この牛乳をコップに注ぐ練習では、「飲みたい!」という意欲があり、しっかり注ぎ終わるまで「見る」ことができています!
まとめ
「一点を見る」ことが難しかった息子ですが、「好きな飲み物が飲みたい!」という意欲を生かしてコップに注ぐ練習をしてみました。
少しずつステップアップをしていき、お子さんが不安を感じたときは、手伝ったり声をかけたりして安心しながらすすめていけるといいですね!
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最重度、重度知的障がいをともなう自閉症児の双子を育児中。