先日、小2の息子(自閉症)が、掃除の時間に学校の門の外へ出ていきました。
先生方が総動員で探し、すぐに見つかったそうです。
この出来事があり、子どもの「そうしなければいけなかった理由」について考えました。
行動には理由がある
息子が小学校生活にもすっかり慣れた小2の3学期、学校でのルールや、今することなどわかっていたはずです。
どうして門の外へ出たのか、本人が言えたらわかりますが、知的障がいもある息子は、まだ言葉がうまく出ておらず、息子から理由を聞くことは難しいです。
理由として想像できることは、
・年度末のバタバタした雰囲気がイヤだった
・担任の先生が体調不良で長くお休みされていて、授業によって先生が変わることになった
・何か見たいものがあり衝動的に門外へ出た
など思う節がいくつかありました。
このことがあった以前から、学校からの帰宅後、何となくいつもより落ち着きがないなと感じることがありました。
心の叫びを伝えたかった?
言葉でうまく表現できない息子は、どうしてもその場にいられず、行動で気持ちを示すしか方法が思いつかなかったのかなと思います。
言葉が出るお子さんも、環境に慣れていない場所だと、きっと打ち解けている先生もまだいないでしょうし、言えるけれど、伝えたい相手がいないときに、行動で表現をすることがあるかもしれませんね。
正しい行動で気持ちを伝えられるように
まだ言葉が未熟なお子さんは、「やめて」や「いやだよ」が言えず、どうしても先に手や足が出ることがあるかと思います。
これも、そうすることで、自分の感情を外に出している行動の1つですね。
大人が、気持ちを代弁して受け止めてから、「こうしたらいいんだよ」と正しい行動を示してあげることが良いのかなと思います。
例えば、息子が、人との距離が近くてそれがイヤだった場合、その人を押してどいてもらっていました。
「どいてほしかったんだね」と気持ちを代弁し、肩をトントンと私と一緒にやさしく叩いて、どいてほしいことを伝えていく練習をしていきました。
始めは感情がすぐに表に出るので押すことが多かったのですが、だんだん「トン」とできるようになり、それをすぐに褒めて、繰り返していきました。
正しい行動になるまでには時間と労力がかかりますが、「繰り返し」と、「できたらすぐ褒める!」ことが大事だなと経験してみてわかりました。
まとめ
お子さんが「どうしてそのような行動をしたのか」と考えるときに、「そうしなければいけなかった理由」も一緒に探してあげると、きっと解決策が見つかると思います。
そして、大人がみて正しい行動=子どもが気持ちを表しやすい方法になれるように、日々少しずつ一緒に練習していけたらなと思います。
でも、門外への飛び出しはあってはならないことなので、早急に学校と連絡をとり、対応をしてもらってます。心臓が飛び出てしまうので、もうこれっきりにしてほしいと思います。