お子さんに感覚過敏(偏食)があるママへ。
双子の自閉症児を子育てしてる保育士・発達障害児支援士ママです。
ここでは、子どもの味覚過敏(偏食)について我が子の例を挙げながら、困りごとに対する付き合い方についてです。
感覚過敏とは?
自閉症のお子さんに見られる過敏さです。
・聴覚過敏…ドライヤーの音、赤ちゃんの泣き声を嫌がる
・視覚過敏…蛍光灯がまぶしい、鮮やかな色がイヤ
・味覚過敏…特定のものしか食べられない、偏食がある
・嗅覚過敏…炊き立てのごはんの匂いが苦手、強い花のにおいがイヤ
これらの過敏さは、簡単に慣れるものではないようです。
無理に我慢させると、強いストレスがかかることがあるので、わがままな子と捉えるのではなく、「この子の特性なんだ」とこちらが見ていった方がよいかなと思います。
味覚過敏(偏食)
双子の次男は、とにかく偏食が強く、2~3歳の頃は食べ物にすごく苦労しました。
食べたくないというよりは、「食べられない」と考えた方が、こちらの気持ちが楽だったかなと、偏食が過ぎ去った今はそう思えます。
私たちは炊き立ての白いごはんは、おいしいと感じますが、もしそれが砂利だったとしたら、食べられませんよね。
そう思うとなんだか気持ちが楽になりませんか?
双子次男が、コレしか食べられなかったものの例として
・白いごはん(ふりかけNG)
・おはぎ
・ホットケーキ
・ブルーベリー
・みかん
・惣菜のコロッケ
丸一日これしか食べないということはなく、特に朝ごはんにこだわり(偏食)があり、ある時期は、
・毎朝ホットケーキが出てこないと癇癪を起こす
・毎朝スーパーの牛肉入りじゃがコロッケがないとひっくり返って泣く
など、2~3歳のころが一番ひどかったです。
偏食対応策
これしか食べられないものに、私はひたすら付き合っていました。
ホットケーキも毎朝焼き、コロッケも買い忘れないように毎日スーパーに買いに行きました。
でも、少しずつ変えていったのです。
・ホットケーキを焼く時のバターを少しずつ減らす
・コロッケを小さく切っておかわりができるように2回に分けて出す
・手作りしていたおはぎの砂糖の量を少しずつ減らしていく
など、こちらで甘さや、油分などの量を調整できるものはしていました。
すると、だんだん飽きてくるのか、おいしさがそこまで感じられなくなるのか、いつの間にか残すようになり、欲しがらなくなりました。
まとめ
お子さんの偏食に、
・栄養が偏ってしまう
・いつまでも続くのか終わりが見えず不安
・付き合うのかやめさせるのか、悩む
と感じていらっしゃるママ、そのお気持ち本当によくわかります。
しかし、一生続くものではないと経験上私は思いますし、偏食する食べ物が変わってくる場合もあるのかなと思い、その都度、こちらも作戦をたてて、お子さんが安心して食べられる工夫をしていくことが大事かなと思います!