前回の話
妊娠中のカナコさんは、毎日のルーティンが乱れることを嫌う夫タクマさんの生活に合わせて朝から晩まで忙しく家事や雑用をこなしていました。無理しすぎたせいか、ある日体が重く、息苦しくなって少しの休憩のつもりで座ったまま眠ってしまうと、タクマさんは心配するどころかその日やるべき家事をやらずに寝ていたことを厳しく責めて、まだ具合の悪いカナコさんに急いで夕飯の支度をするように命じました。
愛した人はモラ夫でした[34-1]赤ちゃんが動かない
具合が悪くて寝ていたけれど、夫がイライラしているので急いで夕飯の準備をしました。それでも数分おきに「早くして」とため息交じりで言ってくる夫です。
夫は機嫌が悪いけれど、どうしても心配で、私には言わなければいけないことがありました。「タクマさん・・・あの・・・」おそるおそる話しかけると、「なに?」と夫はやはりイライラしていました。
「赤ちゃんが・・・赤ちゃんがあまり動いていない感じがするの。」すごく不安なことでしたが、夫から帰ってきたことばは「気のせいじゃないの?」。
「そうなのかな」と答えるしかありませんでした。
2人の赤ちゃんなのに。動かないなんて本当に心配で不安なのに。タクマさんはそれよりも自分の夕飯時間の方が大切なようです。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。