前回のお話
女性からの「神様に選ばれた」という言葉にあやこさんの心が限界になったとき、割って入ってくれたはるさんに助けられたあやこさん。神様に選ばれたと言われるのが嫌だとあやこさんが打ち明けると、自分もノーサンキュー派だと言って笑うはるさん。「神様に選ばれたって言われるのどうして受け入れられないんだろう」と言うあやこさんに、はるさんは「私は瀬戸さんの答えを出すことはできない。私は実際に見たものしかわからないから」と言って・・・。
障害児のママは神様に選ばれたと言われて[33]
「ゆみかちゃんの好きなものをわかってあげて、似合う服を選んであげて、清潔なお洗濯のいい匂いがして、
健康的な顔色で、プクプクのほっぺで、ツヤツヤの髪で」
あやこさんとゆみかちゃんを真っすぐ見ながらはるさんは話します。
「いつも手を繋いであげて、危険から守ってあげて、育児書とは違う子育てなのに試行錯誤を諦めないで、ゆみかちゃんのために毎日悩んで・・・
知ってた?これって当り前じゃないんだよ?」
あやこさんにそう問いかけるはるさん。
「私に見えているのは、ゆみかちゃんはママに愛されている」
はるさんの言葉ににへっとはにかむゆみかちゃん。
「・・・これが事実」
あやこさんとゆみかちゃんを見て感じたことを真っすぐあやこさんに伝えるはるさん。
その言葉にあやこさんは涙が溢れます・・・。
続きます
植木千尋
ブロブフィッシュ似の主婦です
知的障害を伴う自閉症児を子育て&溺愛中