<苦しかった止めたかった>でも「お母さんが悲しむのは嫌だった」息子の言葉に後悔しかなかった|神童と呼ばれた我が子[9]ママ広場マンガ

前回のお話

ハヤトのことをわかっているつもりだったのに・・私がしていたことがハヤトを追い詰めていた・・あまりのショックで翌朝ハヤトを見送ることもできず、心配した夫が会社を休んでくれました。「ママの喜ぶ顔が見たい」と頑張っていたハヤト、でも、周りには自分よりできる子がたくさんいる・・どんなに頑張っても追いつけない現実と必死に闘っていたと・・。優しいハヤトを追い詰め無理させていた私に、夫が優しく「大丈夫。今日しっかり話し合おう。きっとわかってくれるよ」と言ってくれたのですが・・

[9]神童と呼ばれた我が子|ママ広場オリジナルマンガ





その日の夕方・・。

息子「・・ただいま。」
私「おかえり。ハヤト、話があるの。荷物を置いてリビングへ来てくれる?」
息子「・・はい。」

ハヤトが帰って来るのを待って、家族で話し合いをすることに。
ハヤトは驚いているようでしたが、ちゃんと話し合わなければ・・そう思いながらテーブルにつくのを待ちました。

息子「お母さん、昨日は・・」
私「ごめんなさい!」

ハヤトが謝ろうとする言葉を遮って謝りました。

私「私の言葉があなたを追い詰めていたことに、やっと気づいたの。」
息子「・・・」

驚いた表情をしながらもじっと私を見つめているハヤトに向けて、私は言葉を続けました。

私「あなたを傷つけるつもりや、追い詰めるつもりなんて少しもなかった。でも・・私のせいであなたに無理をさせてしまったのよね・・。」
 「いつも、これ以上無いくらい頑張ってくれていたのに・・本当に・・ごめんなさい。」
息子「・・・。」

それまで、私の話をじっと聞いていたハヤトが、少しうつむいたかと思うと・・大粒の涙が溢れていました。

私「・・ハ、ハヤト・・!」
息子「できなくて・・辛かった・・やめたかった・・でも・・!お母さんが悲しむのは・・もっと嫌だったんだ!!」

ぼろぼろと涙をこぼしながらも、自分の思いを伝えてくれるハヤト、その後も、

息子「できなくて・・ごめんなさい・・」
私「謝らなくていいの!謝るのは・・お母さんの方だから・・ごめんね。ずっと・・ありがとう・・。」

私は、これまで必死に頑張ってきたハヤトへの感謝の気持ちを、ただただ伝え続けました。

[10完]へ続きます。

ママ広場オリジナルマンガ「神童と呼ばれた我が子」は毎日更新します。
明日の公開もお楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。

[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マキノ
作画:マキノ
元気姉弟を自宅保育中の主婦。

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