ペットは市松人形だけにはいたずらをしなかった。うちの市松人形が見てる[3-1]|ママ広場マンガ

前回の話
母方の家に代々引き継がれている市松人形の「いちまさん」。マキさんにとっては、子どもの頃からちょっぴり怖い存在でした。ある時、風邪をひいて寝込んでいたマキさんがふと視線を感じて目を覚ますと、床の間にあるはずのいちまさんがお腹の上に立っていました。マキさんは怖くて目をつむります。いちまさんの手がマキさんのおでこにおかれました。いちまさんの手はひんやりと冷たくて気づいたら朝まで寝ていました。起きると体調は良くなっており、その回復にマキさんのお母さんも驚くほどでした。マキさんは、自分を助けてくれたいちまさんに心の中で感謝しました。

うちの市松人形が見てる[3-1]ペットと市松人形


当時マキさんの家では犬と猫を飼っていました。
花瓶を倒したり、食器をひっくり返したりといたずらが多い子たちでしたが

不思議と彼らがいちまさんに何かをしたことは一度も無く、かといって怯える様子もありませんでした。

マキさんがが小学生に上がった頃、友達2人が家へ遊びに来た頃がありました。
「おじゃましまーす。すごーい和風のお家ー」というミチコちゃんと、
「ふーん、ずいぶんと古いお家ね。」とけげんな顔をしたアヤメちゃん。対照的な二人です。

ワンちゃんと猫ちゃんは、いちまさんの「なにか」を感じ取っていたのかもしれませんね。
次の話

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ

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