食事の準備が地獄?!子供に「食事は楽しい」と思ってもらうためにやめた3つの「頑張る」【2】
【前回の内容】
食事に関して間違った方向に努力を積み重ねた結果、食事の時間が楽しいものではなくなっていることに気付きました。
子どもに「食事は楽しい」と思ってもらうために私がやめた3つのこととは…。

2. 食事に関して私がやめた3つのこと

「毎日なるべく規則正しい食事をとる」
よく母親学級や子育てガイドブックでもよく目にする言葉です。
大切なことなのに、楽しくないというのは毎日のことなので大問題です。

「食事は楽しい」ことを知ってもらうために、3つの「頑張る」をやめることに決めました。

「食事は楽しい」と思ってもらうためにやめた3つの「頑張る」
  1. 「頑張って」手の込んだ料理を作ること
  2. 「頑張って」苦手なものを食べさせようとすること
  3. 残したものを「頑張って」食べさせようとすること




2-1 「頑張って」手の込んだ料理を作ることをやめる

一生懸命作ろうとすると、時間のかかる手の込んだ料理を作りがちです。
その方が、柔らかく煮込まれていて食べやすかったり、たくさんの具材が入っていて栄養バランスがいいから。

しかし、時間も手間もかけた分、食べてくれなかった時の衝撃は耐えがたいもの。

そして、手間暇かけて作ったので、なんとかひと口でも食べてもらいたいと、躍起になってしまいがちです。

それなら、同じものをお惣菜で買ってきて、手の込んだ料理を作るくらいの時間を子供と一緒に遊ぶ時間に充てた方が、よっぽど子供は喜んでくれるし、ママも楽でニコニコ笑顔になれます。

2−2 苦手なものを「頑張って」食べさせようとすることをやめる

苦手な食べ物を、調理方法を変えたり、味付けを変えたりして食べてもらおうと頑張っていた時期があります。
苦手なものは、頑張って作っても苦手なものだからすぐに食べてくれるようになるわけではありません。
長期戦なのに、毎回全力投球していたら、やはり疲れが出てしまいますよね。

そこで、子供用のプレートには好きなものを中心に出すようにしました。
そうすると、喜んで食べてくれるし、作ったママもストレスが少ないです。

しかし、苦手なものを食べてもらうことを諦めたわけではありません。

大人用の料理をちょっと乗せてあげたり、大皿からいつでも取れるように真ん中に置いてあげるなど、食べるチャンスを作りました。
これなら、大人が美味しそうに食べているものなので、食べてみようかなという気持ちになりやすいです。

苦手なものを食べてもらうためにわざわざ作るより、自分が食べるために作った料理なので、たとえ残されても痛くもかゆくもありません。

苦手なものを出し続けていることは変わらないのに、全くストレスを感じないのです。
食べてくれたらラッキーくらいに思っていれば、子供にとっても「ちょっとひと口食べてみる?」の声がけもプレッシャーを感じずに済みます。



2−3 「頑張って」残したものを食べさせようとするのをやめる

出した食事を全部きれいに食べて欲しい。
成長ざかりの子供を持つ親は、ついそう思ってしまいますよね。

食べきれるように量を減らしたり、お腹が空くようにおやつや運動量を配慮してみたりしても、残すときはあります。

残そうとしているものを、食べる気にさせるのは時間がかかるし、なかなか難しいものです。

当初は躍起になって、頑張って食べさせようとしていましたが、本人の意思を尊重してやめることにしました。

遊びたかったから残したような場合、また食べたいと後から言われても食べさせません。
残したことでお腹が空いて、失敗を経験すれば、ご飯の時にしっかり食べなければならないことを自分で学んでもらえます。

≫次回は、【3】『やめた結果見えてきた効果は?』をお届けします。

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