防犯ブザーの取扱いがトラブルに発展!?
息子が小学4年生になって約3ヶ月が経ちました。
小学校に通いだして4年目、学校の雰囲気や先生やお友だちにもすっかり慣れて、何も問題なく毎日楽しく通学している・・・と思っていたのですが・・
ひょんなことがきっかけで、思いがけずいろいろ見直す必要が出てきてしまいました・・
ああ、こんなはずでは・・!!
えーっと、防犯ブザーの代わりを気軽に考えてました・・
息子がいつもランドセルに装着していた防犯ブザーは入学時に自治体からいただいたものでした。ずっと大切に使っていたのですが、時間の経過とともに劣化もあり、(使い方かもしれませんが・・)半年ほど前、ついに壊れてしまいました。
周りのママ友に聞いたところ、女の子で防犯ブザーが壊れちゃった、という子はほとんどいないという結果に・・たしかに、壊れた!と聞いたのは男の子ばかり・・あるあるなのかもしれません(汗)
頻繁ではないけれど、不審者情報を聞いたりしたことや、子ども達だけでの登下校に不安な部分もあって何か対策を、と考えていた時に選択肢としてあったのは、新しい防犯ブザーかキッズケータイでした。
防犯ブザーが一番手っ取り早く、購入しやすいのでいくつか見つけては息子に提案してみるのですが、
「別にいらなーい」の一言。理由は、今必要じゃないから。
たしかにその頃は一人で歩くことはほぼなく、小学校からすぐ近くにある学童までたまに子ども達だけになるくらい・・と。すべてにおいて大人が近くにいる環境でした。
でも、その時だけじゃなくて、これから少人数で下校したり、習い事に行ったりするのにいるでしょー!!と言っても聞いてくれません・・。
こだわりが強く「いらないものはいらない!」ときっぱりしている息子に提案するには違う視点からじゃないと意味がない、と一旦保留にしました。
息子が防犯ブザーをいらないと言った理由
防犯ブザーは完全否定されたので、一旦保留にしていろいろ考えました。もう一つの選択肢「キッズケータイ」について。
これまで、家族と一緒にいる時はタブレットやスマートフォンを使って遊ぶ時間も設けていました。
さすがまっさらの状態!抵抗感もなく、操作も手慣れたものですぐに使いこなすようになったのですが、それを使って誰かと通話する、という意識はなく、自分自信の興味や関心を満たす、あくまで一方的なツールという位置づけでした。
もちろん、スマートフォン自体の存在と役割は知っていて、私が使っているのを見て操作方法も覚え、パスワードさえ解除できれば誰かに電話をかけることなんてすぐできそうな勢いです。
でも、それと今回の防犯ブザーの件がつながるとは思ってもおらず、突然の言葉に驚きました!
何気なくすごしていたある日に、息子が私に言いました。
「僕、防犯ブザーいらないからコレ使いたい!」
と指さしたのは少し前に機種変更したスマートフォンです。
ああ、なるほど・・そういう作戦だったんだ!!
やっと気づきました(笑)
返事はもちろんNO!です。
防犯ブザーの意味もない上に、子どもが持っていることで犯罪を引き起こしかねないと思いました。
ちょうどその頃子どもたちの持ち物が狙われている!という記事をネットで見ていたこともあり、子どもが所有していて、何かあった時に対応できるものではない、という判断から即座に否定しました。
子どもの持ち物がフリマアプリで高額取引されている、ということから、身に着けている物(スニーカー、水筒、腕時計、カバンに携帯など)を本人から直接、または学校に忍び込んで奪って逃げる事件が多発しているというニュースでした・・
そしてキッズケータイに着地・・これで安心!・・と思ったのも束の間
防犯ブザーは息子が全否定、スマートフォンは私が全否定、次の選択肢はキッズケータイでした。
私の周りの同学年ママたちとの間では、小学2年生頃からキッズケータイを持たせるかどうかの話題が出始めました。
早い子だと、1年生の入学時に使い方を覚え、夏休み前には使いこなしている子もいて、置かれている環境に応じて、当然個人差があると思います。
その子は自分で地下鉄を乗りこなして通学する強者なので特別かもしれません・・(笑)
ただ1、2年生で実際にキッズケータイを持っている子は本当に稀で、何等かの事情がある場合がほとんどでした。
一番多いのは3年生で、下校後にお留守番や習い事に自分で行くことをきっかけに持ち始めていたので、学年というよりも、自分一人で行動する時が来たら持つモノ、だと息子も思っていたようです。
何か物事を意識すると、そのことについて教えてもらったり目についたりと自然に集まってきませんか?
キッズケータイを持つということを考え出してから、いろんな情報を得ることができました。
一番うれしかったのは・・お得なキャンペーンでした(笑)
「ちょうどスマートフォンが家にあるし、ま、いっか」と考えなくて本当によかった!と思っています。
取り扱い注意!なのはケータイじゃなくて「携帯する人」
そして無事にキッズケータイを契約し、防犯ブザー代わりに使用することになりました。
もちろん、使用の可能性がある登下校時以外はランドセルの中にしまう約束です。
出番がないことが一番だけど、もしもの場合に備えるために主要な連絡先の登録や機能を調べて使い方を親子で練習しました。
親子で電話やメール・・これまでもパソコンや携帯電話を使って遊びでやりとりしたことはあったのですが・・なんか新鮮で楽しい!!
息子が選ぶ言葉や絵文字がいちいちかわいくて飽きない・・んですが、気をつけてください!これは中毒性があります!(笑)
簡単な使い方とルール決めをして使い始めたキッズケータイ、登下校時はしっかり約束を守り、ありがたいことに大きなトラブルも起こらずに過ごしていました。
週末もまだまだ家族ですごすことが多く、ほとんど出番がなくて息子自身も携帯することを忘れてしまうような状況だったのですが・・
あるお友だちの登場で一変しました!
少し前からよく話題に登場するようになった同じクラスのHくん、クラスの中でもよくしゃべるやんちゃな男の子、という印象で、もともとは同じクラスでオンラインゲームをしている男の子の一人、だったのですが、Hくんとより仲良くなったのは・・「同じキッズケータイを持っている(ということがわかった)から」でした。
基本的に学校ではカバンから出すことはないキッズケータイ、なぜ持っていることがわかったのかというと・・Hくんがポケットに入れて持ち歩いていたからのようでした。
そして、連絡先を交換しようと言われ、息子もランドセルから取り出しポケットに。
こそこそしながら連絡先を交換しようとしたところを同じクラスの子が見つけ、先生に報告して注意されたようです。
先生からはすぐに電話をいただき、防犯ブザーとして使用しているということで了承はいただいたのですが・・息子がそう思っていてもHくんはそう思っていなからなあ・・どうしよう(汗)
と思っていると、帰宅した息子から同じ話が・・素直な子です(笑)
息子は私との約束を守れずかなり反省している様子・・そんなに反省してるなら・・せっかくなのでこの機会に見直しをすることにしました!あー素直ってすばらしい(笑)
防犯ブザーではなくキッズケータイとして取り扱うことの大切さを知る
息子が反省点として掲げたのはこちらでした。
自分(息子)のよくなかった点
・友だちにキッズケータイは学校で持ち歩かないんだと注意できなかったこと
・学校ではランドセルから出さないと私と話していたのに出してしまったこと
・連絡先を交換したいと先に私に伝えなければいけなかったこと
先生からは、よっぽどのことがない限り携帯電話を学校に持ち込まないこと、というお話があったようです。
防犯ブザーとしては了承いただいたけれど、持っていることには変わりないし・・ということで、あらためて息子とキッズケータイの取り扱いについて話し合い、ルールを決めることにしました。
我が家のキッズケータイのルール
・学校には持ち込まない・取り出さない
(下校後の予定により持って行く場合も緊急事態発生時以外は学校内で取り出さない)
・連絡先の交換は私に話し、OKとなってから教えてもらった連絡先を私が登録する
・お友だちとの連絡は、時間をしっかり守ること
・しっかり充電もして自分で管理すること
ルールばかり増やしても守れないと意味がないので、ひとまずこのくらいにしました。守れなかったら「ケータイ没収」です!それが一番イヤだと言うので(笑)
案の定、息子はキッズケータイを手放したくないので、それはもうしっかり守っています(笑)
最後に
キッズケータイを持つことによって、学年が変わりお友だちとの関わりが変化する中で知ったことや、私の考えがまだまだ足りないなと感じたことがたくさんありました。
防犯ブザーという機能だけの存在は、その時必要な機能として十分でした。プラスαの機能を持つ時は、それに応じた心構えと対応をしっかり想定しておかなければいけないと強く感じています。
これからの季節、夏休みを踏まえ新しい試みとしてキッズケータイをお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもたちは大人の想像を超えた使い方をする!と思って備えておくほうが、いろんなことに動じずに済むのかもしれません(笑)
いずれにしても、お友だちとのやりとりはここからが本当のはじまり!いろんな性格や考え方があるのでビックリすることもまだまだあるのかも・・(汗)
でも、息子の築く友人関係に感謝しながら、いろんなことを考えたり見直したりしてすごしていきたいと思います!
はちみつ
はちみつ好きな小学4年男児のハハです。