中途半端な自分と比べ、いつも輝いていた妻を語る兄。実母が嫁いびり義母になっていた[45]|ママ広場マンガ

前回の話
優しくて自慢だったお母さんの嫁いびりが解決に向かいホッとしたカオリさんや従姉のよっちゃんとは対照的に、ひとり浮かない顔を見せた、兄憲一さん。ずっと片想いをしていたみずほさんと結婚して一生幸せにするはずが、子育て中の妊婦でただでさえ辛いのに嫁いびりに耐えていた状況の妻みずほさんを庇うこと無く放置してきた自分に対して「俺おかしいのかな」と落ち込みます。そんな憲一さんに「まだ幕は降りてない」と言ったカオリさんの婚約者、隆明さんは、以前カオリさんから聞いた話を憲一さんとよっちゃんに話し始めました。

実母が嫁いびり義母になっていた[45]両親を事故で亡くす前の輝いていた妻


「みずほさんは、勉強や運動もできて人気者だったって・・・でも、ご両親がなくなり、進学できなかったと聞きました。」隆明さんは話しだしました。

うつむいたまま黙って聞いている憲一さんの代わりに、よっちゃんが「まさか、おじさんとおばさんが事故に巻き込まれるなんて思っても無かった」と言いました。

「どうしようもないことだけどさ、進学できないこと、先生も成績いいのにもったいないって言ってたんだよね・・・」当時を思い出してうつむくよっちゃん。

ようやく憲一さんも口を開きました。「俺自身、将来は農家を継ぐ気でいたし、勉強も何もかも中途半端で」

「何でもこなして、人気者のみずほが眩しかったんだ。」

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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