妻は2番目に好きな人[62]

「あかりを守れ。元彼女を助けようとすんな」とめいさんにビシッと言われ、「はい・・・」と頭が上がらないろみ緒さん。

翌朝、めいさんは登校するあかりちゃんに付き添うことにしました。事情を知らないあかりちゃんが「お母さんも一緒~?」と不思議そうに聞くと「うん。帰りも迎えに行くね」とめいさんは答えます。

「最近出るから。不審者が。予測不能な動きをする」と先日のジュリ実さんの言動を思い出しながら遠い目をしてめいさんが話すのを聞き、ビクッとするろみ緒さん。

会社ではいつも通りにしていたろみ緒さんですが、「ジュリ実は俺にブロックされた事に・・・落ち込んでるよな・・・」と心苦しく思っていました。

未練が残るジュリ実さんに辛い思いをさせてしまうことに心を痛めながらも、「俺は俺の道を進もう」と気持ちを切り替えようと決めたろみ緒さん。仕事を終え「お疲れ様です」と挨拶し会社を出ました。

「ジュリ実はジュリ実の道を進んでほしい」そう思いながら歩いていると、なんと目の前にジュリ実さんが現れ「ろみくぅ」と手を振っています。ジュリ実さんは会社の近くでろみ緒さんを待ち伏せしていたのです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
[編集コメント]ママ広場編集部
ろみ緒さんが「もう会わない」と決めても、ジュリ実さんの方はそうはなりませんよね。