前回の話
会社で妻カホさんのことを「専業主婦のくせに家のことを何もしない」「俺が養ってやってる」などと上から目線で語った夫キョウスケさん。カホさんの手が回らなかった洗い物や散らかった部屋の写真を撮り母親に送っていることも自慢げに語ったため、同僚女性たちには総スカンを食らいました。表向きは黙って話を聞いていただけの同僚女性たちでしたが、給湯室でキョウスケさんのことを「自分のヤバさに気づいてない」「証拠写真だって~怖すぎ」など悪口を言って笑われているのを偶然通りかかったキョウスケさんは聞いてしまったのです。ショックを受けながらも納得がいかないキョウスケさんは、廊下で偶然会った同僚の高橋さんを飲みに誘いますが、子どもが産まれたばかりだからとあっさり断られてしまいました。そんな高橋さんに「奥さん怖い感じ~?」とからかうように笑うキョウスケさんです。
粗探し夫[10-2]二人の子どもは二人で育てるのが当たり前
飲みに誘われて「子どもが産まれたばかりだから」と断ると「奥さん怖い感じ?」と笑われた高橋さんは、逆にキョウスケさんの言葉が理解できないようです。「なんだそれ?俺が子どもが可愛くて仕方ないだけだよ。」と笑いました。
「早く帰って顔が見たいしさ~、育児って大変だから嫁のことも心配だしな」と幸せいっぱいに言う高橋さんの様子にキョウスケさんはポカン、として「・・・奥さん育休中で家にいるんだろ?一人で育児もできないの?」と言うと
「一人で?何言ってんだよ子育ては夫婦でするもんだろ?山口・・・まさか全部奥さんに任せてるのか?」と高橋さんに質問で返されてしまってギクッとしたキョウスケさんは慌てて「たまには手伝ってるよ!俺が養ってるんだしなっ!」と言いましたが、あくまでも「やってやる」のスタンスを崩しません。すると高橋さんは白い目でキョウスケさんを見ると「手伝うとか養うとか・・・なんだよそれ?」と言いました。
「二人の子どもだぞ?二人で育てるのが当たり前だろ~!!もう成長が楽しみで仕方ないんだよ!」そう言ってスマホの待ち受けにしている可愛い我が子の写真を「かわいいだろ~」とデレデレの笑顔で見せる高橋さんは、幸せそのものでした。
「そういや山口んとこの下の子、離乳食始まった?」サラリと聞く高橋さんですが、「離乳食」が分からないキョウスケさんは「た、多分」としか答えられませんでした。
我が子の世話をし成長をしっかり見ているであろう高橋さんの自然なことばの意味がわからないキョウスケさん。家で何もしていないことがすぐにわかってしまいますね。
ママ広場オリジナルマンガ「粗探し夫」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。